全部全部  遙凛

「あのさぁ…ハル…」

ちゅっ

「や、だから、ハル」

ちゅっ

「…ハル」

ちゅぅっ

「ハルぅううぅぅぅううぅぅうぅ!!!」

「なんだ、うるさい」

なっ…!飄々(ひょうひょう)と答えやがってこいつ…ッ


「なんなんだよ、お前ッ」

そう叫ぶと

「何がだ?」

かーわいく首なんか傾げて。


ハルに聞こえないように

「お前のスイッチは一体どこにあんだよ…」

ぼそっとつぶやいた。





最初の状況に至るまでには
まぁ…いろいろあった。←

うん、や、俺が悪いんだけどよ…。




今から30分くらい前か、

かくかくしかじかあって
ハルとAV鑑賞会やってたとき。

ハルとはやることやってるし、
AV見て勃つことは…まずなくて、

でも

そーゆー気分には

なるわけで

ちらっと横顔見たら

目が合って

ハルも

そうなのか…?



って安心して




まぁ…すること…シて…。




で今。


だから詳しく言うと
ベットの上で馬乗りされて
そのうえキスまでされて


…ハルってよくわかんねぇ…。


「んっ…っは、ハルっ…」

考えてる間にもキスはされ続けてて

「ふっ…んっ…りんっ…りん…んっ」

俺の頬もハルの頬も

「ハル…っんんぅっ…はっ…」

激しく絡まる舌の温度も



「りん…ッ…はっ…」


切羽詰まったようなハルの声も









全部心地よくて気持ちイイ。



Fin…?←

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