「……っんぁ!」
「かなこちゃん…?」
「ダメ…待って…」
そんなに優しく撫でないで…!ダイゴさんは少しの間私の反応を不思議そうに眺めていたけど、尋問は終わったみたい…、ホッと一息ついた。
「うん…これからはちゃんとボクを感じてもらわなくちゃいけないな…」
「え…?どういう事…!?」
心配そうな顔を向けたら怒ってるワケじゃないよ、って。
「けど…他の男がきみをそんな風にさせたのなら…、ボクはもっと頑張らないと」
「……!!!!」
「責めないから…本当の事を言ってくれ。かなこちゃん…犯人はミクリ、だよね?」
……。そう言ってるけど目が笑ってない…!怖くて目を瞑りながらコクンと頷いたら、ふぅ…深い溜息をつかれる。
「本当はボク以外の男なんか目に入らないくらい愛してあげたいところだけど…、生憎ボクはそこまで経験がないから…」
「…そんなの!私…っ、ダイゴさん以外の人とそんな事したいワケじゃ…」
せっかくこうやってラブラブになったのに…、また私のワガママで壊したくない…!もう籍を入れたんだから、別れるなんて事になったら……。
「ふふ…冗談。きみがどれだけボクを好きでいてくれているかは、きちんとわかっているつもりだから。…きみもそうだろ?かなこちゃん」
「うん…!ダイゴさんの事、死ぬまで信じ続けるって決めたもん!」
二人で笑い合う。今日は記念日だからなのかな、やっぱり穏やかな空気が流れてる気がしたんだ…けど。
「だから、後ろめたい事でも隠し事はしないで?」
「…うっ、は、はい…」
なんて言うダイゴさんに今までの失態を暴露させられて、次の日の私の身体は悲鳴をあげていた…。