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「ムカつくので、イリマのジャマをするとしまスカ!」

去り際のその言葉がちょっと気になったけど、冒険の旅は再開された。

「疲れた〜!」

1日歩き回ってるお陰で足がぱんぱん……!途中きのみを拾ったり、博士と同じポケモンを持つトレーナーと戦ったりして、やっとポケモンセンターを見つけたと思ったら、見知ったカオを見つけて。

「おー、かなこー!」
「あ、ハウー…」
「ポケモン元気ー?」

全然、そう答えたらハウもちょっと元気じゃないって。一緒にポケモンセンターに入ってひと休みさせた後、茂みの洞窟について教えてくれた。

「茂みの洞窟はねー、カプ・コケコにゆかりがあってねー、島巡りとかで許されて、やっと入れる場所なんだー」
「へえ、そうなんだ……」

げんきのかけらをくれたハウがロトム図鑑について聞いてきた。ロトポンって言葉に反応したロトムが勝手にシステムを起動し始めちゃったけど、お陰でハウと一緒に見ることができた。

「カフェで気分高めてー、試練に挑むとするよー!」

そう言うハウと一緒に、カフェスペースでエネココアを飲んで。

「わー!美味しい!」
「……友だちとのポケモン勝負に、知らない誰かとのポケモン勝負。限られた時間の中での勝負は、時間を忘れるほど、熱く燃えてしまうよね」

おじさんも加わって3人での会話を楽しんだ後はもちろん……。


bkm
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