04
「あんな事があったのに、まさか二人きりの食事に来てくれるとはね…」
「あ、あはは…」

ダイゴさんがどこかに出張みたいで。家にいてね?そう言われたけどブリーダーの仕事がしたくて、キンセツシティに来ていた。偶然ミクリさんと会って今、食事に誘われてレストランで夕飯を食べてるんだけど…。

「遠慮せずに好きな物を頼みたまえ」
「え?でも、私もそれなりにお金持ってますし…」

そう言うとレディファーストだからね…なんて爽やかに言うあたりやっぱり、女馴れしてるんだと思う。

「かなこちゃん、ダイゴとはどうだい?満足しているかい?」
「え…?そ、そんなの…当たり前、じゃないですか…」

何でこんな流れに…!さっきまで普通の会話してたじゃない…!チラッとミクリさんを見るけど、酔っぱらってる様子はない。

「いや…もしも満足していないなら、きみが満足させてあげるのはどうか…と思ってね」
「え?わ…、私が…?」
「そう…どうだい?この後。わたしの家で実践……」

え!?じ、実践!?!?何それどういう事…!?そんな事したら、ミクリさんの、その…反応………。

「かなこちゃん……?」
「え?あ、何でもないです…!」

やだ、何考えてるのよ私…!これじゃ本当に変態みたいじゃない…!

「ーーーっ!」

慌てて水を飲みほした…じゃなくて!これ、お酒……!


bkm
prev next
×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -