「あんな事があったのに、まさか二人きりの食事に来てくれるとはね…」
「あ、あはは…」
ダイゴさんがどこかに出張みたいで。家にいてね?そう言われたけどブリーダーの仕事がしたくて、キンセツシティに来ていた。偶然ミクリさんと会って今、食事に誘われてレストランで夕飯を食べてるんだけど…。
「遠慮せずに好きな物を頼みたまえ」
「え?でも、私もそれなりにお金持ってますし…」
そう言うとレディファーストだからね…なんて爽やかに言うあたりやっぱり、女馴れしてるんだと思う。
「かなこちゃん、ダイゴとはどうだい?満足しているかい?」
「え…?そ、そんなの…当たり前、じゃないですか…」
何でこんな流れに…!さっきまで普通の会話してたじゃない…!チラッとミクリさんを見るけど、酔っぱらってる様子はない。
「いや…もしも満足していないなら、きみが満足させてあげるのはどうか…と思ってね」
「え?わ…、私が…?」
「そう…どうだい?この後。わたしの家で実践……」
え!?じ、実践!?!?何それどういう事…!?そんな事したら、ミクリさんの、その…反応………。
「かなこちゃん……?」
「え?あ、何でもないです…!」
やだ、何考えてるのよ私…!これじゃ本当に変態みたいじゃない…!
「ーーーっ!」
慌てて水を飲みほした…じゃなくて!これ、お酒……!