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洞窟の手前で釣りをしているトレーナーと戦って、石の洞窟に入っていく。入口で山男?さんが【フラッシュ】という技マシンをくれた。この先に暗いところがあるみたい…。下の方に降りて行き、穴を抜けると。おっきな壁画…の前に、男の人……。

「…ふむ。原始の世界においては、ここまで強大な力をまとっていたというのか…。超古代ポケモン…すさまじいパワーだ。そしてこの姿は、メガシンカとも異なる何か…。うん、もう少し調査が必要だな」

何やらぶつぶつ言ってる…こっちの地方の人たちは、みんなそういう感じなのかな?ボーッとその背中を眺めていると、こっちを振り返ったんだ……。

「ん?きみは…?」
「…っ」

カ、カッコいい……。あっちの地方のチャンピオンのワタルさんも、カッコいいなあって思ってたけど、この人も…ううん、それ以上かも……。思わず見つめていると、どうしたんだい?と笑顔を浮かべながら近づいてくる。

「…かなこ、です…」
「そう、かなこちゃんっていうんだね。失礼、ボクの名前はダイゴ。珍しい石に興味があって、あちこち旅してるんだよ」

…この人が、ダイゴ、さん…。あの社長の、知り合い…。

「…あ、あの!これ…」

預かってた手紙を渡すとえっ?ボクに手紙…?って驚いてたけど、すぐに笑顔になった。

「うん、ありがとう!わざわざ届けてくれたんだ…何かお礼をさせてもらうよ。…そうだね、それではこの技マシンをきみに」

【はがねのつばさ】と言って、ボクのお気に入りの技だから、って、子供みたいな表情で言う。

「…ありがとうございます!」

受け取った技マシンをカバンに仕舞うと、ダイゴさんに話しかけられる。


bkm
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