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「かなこは引っ越してきたから知らないだろうけど、あの人昔はすごい船乗りだったんだぜ!」

ユウキくんの目がキラキラしてる…憧れてるのかな?というか…あの人何歳なの!?ユウキくんが知ってるくらいなんだから…、まだ、若いとか…?

「…かなこ?」
「…えっ!」

ヤバい…!つい考え込んでた…!ユウキくんに顔を覗き込まれて、ちょっとドキッとしちゃったよ…じゃなくて!

「オレはこれからジムに寄ってくけど、かなこはどうする?」
「えっ?私?うん、トウカの方にちょっと…」

そう言うとそっか、って少し残念そう?ジムに挑戦するユウキくんを見送って、ハギさんのところへ向かった。小屋と言っても本当に小さくて…そしてその前にこないだ口説かれた男とご対面…。やっぱりぼくが気になるんでしょ!とかワケわからない事言ってくるから、無視!!やっとの事で小屋に入ると……。追いかけっ…こ?私が入ってきたのにも関わらず、ピーコちゃんと追いかけっこしてる。

「…ハギさん!!」

ものすごくおっきな声で名前を呼んで、ようやく気づいてもらえた。用件を話すとすごい親切で、

「それくらいお安いご用だ!わしに任せておきなさい!ではさっそくムロに向かうとするか! 」

そう言って小型の舟?ジェットボート?に乗せてもらい、意外と早くムロタウンに着いた。

「…ありがとうございます!!」
「確か、だれかさんに手紙を届けるんだったな」
「そうなんですでも…一体どこにいるんでしょう…?」

そう言うとハギさんは、困ったらジムに行くといい、と言ってくれた。すっかり外は暗くなってきていて、とりあえずポケモンセンターに泊まるとしても、ハギさんは…?

「わしなら、心配いらんぞ?これから、小屋に戻るからの!」

…よかった。改めてお礼を言って、今日は休む事に。明日、ジムに行くなら、ついでにバッジももらっておこうかな…?ちょっとだけ不安だけど、みんなを信じて、眠りに就いた。


bkm
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