11
「ミズゴロウ、お願い!」

初めてのジムリーダー戦は。みずでっぽうで攻撃しまくって、何とか1匹で勝てた。

「わたくし、負けたのね…もっと多くのことを学ぶ必要があるみたい…」

そう真面目に言うとツツジさんはジムバッジをくれた。

「ストーンバッジを持っていると、秘伝技の【いあいぎり】が使えるようになります」
「秘伝技…?」

そう聞くと技マシンを使って、ポケモンに覚えさせるんです、とツツジさん。後で、ユウキくんにでも聞いてみよう。

「それに、誰かから頂いたポケモンも、レベル20までなら言うことを聞いてくれますわ」

へえ…他のトレーナーからポケモンをもらうのもいいかも!それから…、とツツジさんは【がんせきふうじ】という技が入った技マシンをくれた。

「使い方…おわかりですか?」
「いえ…。」
「では…お教えします」

実際に技は教えなかったけど、やり方を聞いて、ジムを後にする。ツツジさんは真面目そうだけど、可愛らしい方?子?だった。ポケモンセンターで休んでさあ、出発しよう!と昨日も少し探索した116番道路に行こうとすると。

「どけー!どけどけー!!」
「待ってぇー!その荷物を返してぇぇぇー!!」

…なに!?何だか騒がしい…って!あの人、昨日、トウカの森で会った…!!

「ああ、きみは!トウカの森で助けてくれた、素敵なトレーナーじゃないですか!」
「あ…はい…、かなこです…」

一応自己紹介をすると、何でアクア団を追っかけていたのか聞いてみた。

「お願いです!アクア団に奪われたデボンの荷物、取り返してください!」
「…え!?盗られちゃったんですか!?」

はい…とうなだれる研究員さん。仕方ない…ここは、行くしかないよね。


bkm
prev next
×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -