「ミズゴロウ、お願い!」
初めてのジムリーダー戦は。みずでっぽうで攻撃しまくって、何とか1匹で勝てた。
「わたくし、負けたのね…もっと多くのことを学ぶ必要があるみたい…」
そう真面目に言うとツツジさんはジムバッジをくれた。
「ストーンバッジを持っていると、秘伝技の【いあいぎり】が使えるようになります」
「秘伝技…?」
そう聞くと技マシンを使って、ポケモンに覚えさせるんです、とツツジさん。後で、ユウキくんにでも聞いてみよう。
「それに、誰かから頂いたポケモンも、レベル20までなら言うことを聞いてくれますわ」
へえ…他のトレーナーからポケモンをもらうのもいいかも!それから…、とツツジさんは【がんせきふうじ】という技が入った技マシンをくれた。
「使い方…おわかりですか?」
「いえ…。」
「では…お教えします」
実際に技は教えなかったけど、やり方を聞いて、ジムを後にする。ツツジさんは真面目そうだけど、可愛らしい方?子?だった。ポケモンセンターで休んでさあ、出発しよう!と昨日も少し探索した116番道路に行こうとすると。
「どけー!どけどけー!!」
「待ってぇー!その荷物を返してぇぇぇー!!」
…なに!?何だか騒がしい…って!あの人、昨日、トウカの森で会った…!!
「ああ、きみは!トウカの森で助けてくれた、素敵なトレーナーじゃないですか!」
「あ…はい…、かなこです…」
一応自己紹介をすると、何でアクア団を追っかけていたのか聞いてみた。
「お願いです!アクア団に奪われたデボンの荷物、取り返してください!」
「…え!?盗られちゃったんですか!?」
はい…とうなだれる研究員さん。仕方ない…ここは、行くしかないよね。