下界?解放?魔王?封印?魔物?人間?信仰? ってか、俺が神さま?! 「そうですよ、そんなことからなんですかなんて嘆かわしい…」 全裸幼児(羽根付き)は困ったものですポーズを取り、あからさまにめんどくせーという目で俺を見た。このやろう。 「嘆かれた!お前は何なんだよ?」 「見てわかりませんか?おおよそ万人が連想する天使という形相を取ってみたんですが」 そのままくるりと一回転。幼児の尻見て何が楽しいんだ。これがせめて女だったら…いややめておこう。 「それはわかったけど!」 「じゃあ何をおっしゃられたいんですか。必要な事は全て話しましたよ」 「い、いや…」 「神さまこそ、さっきから気になっていたんですが…その妙な踊りはなんです?」 「これは、だから…その。えっと」 お前はけろりとした顔をしているが、俺はなにがなんだかさっぱりだ。つまりは、混乱している! 「…寝起きで、頭がぼーっとしてるからさ。もう一度、始めから聞かせてくんない?」 「神さま…」 もう3ページも進んでいるのに、いつまで経っても本題に入れないじゃないですか…と天使は泣いた。 top |