小説 | ナノ


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始ちゃんが分かんない!



「寺杣先生…?ってあの?っていうか誰だ」

若葉が私に寺杣先生を紹介してくれた。
二人は結構前からの知り合いらしい。
そして寺杣先生は国語の先生だそうだ。知らなかった…


「始ち…ごほんっ寺杣先生は私の知り合いだから名前ちゃんに教えておこうと思って。ほら先生、挨拶」


「よろしく」


(どっちが上なんだか。ハハ)

私も挨拶を交わす。
気のせいなのかもだが、ちょっと距離が遠い気がする。


「えっと、名字名前と言います。若葉とは仲良くさせてもらってます」


「そうか…。良かったな、いい友達が出来て」

「ええ!名前ちゃんとは私の方が仲良くしてもらってるわ」

「そう言ってもらえるとありがたい若葉…!」


実際仲良くしてもらってるし親友に近い関係にもなれたんじゃないかと思っている。
友達以上親友未満ってトコかも。

やっぱり知り合いってこともあってか、仲がよい。若葉もいつもと若干話し方が砕けている。


「寺杣先生、若葉をよろじくお願いじまず…!」
「お、おい!どうした!!」


「えっ名前ちゃん!?」

「若葉がお嫁に行くとは…!」

「い、いかない!いかない!どうしたのー?あっもう帰ろっか。どっか寄り道しよ!」


若葉が時計を見て言う。時刻は17時半だった。
私達はいそいそと下足ホールまで向かった。


「名字。あいつをよろしく頼む」


「はい!」


\寺杣が仲間になった!/




――――
若葉と始ちゃんの原作設定はbreakさせてもらってます(相思相愛)

恋愛フラグ、折りました

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