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ちょこっと顔文字注意です



「ん?」

突然俺の携帯がなった。勉強中だったから机に置いていた携帯の着信音はうるさいぐらい、机に響いた。
発信者は名前だった。いつもはしつこいぐらいメールをしてくるやつなのに電話は珍しい。

取りあえず電話に出てやる。

「何か用か?」

『あ、密ちゃーん?暇なんだよーう、相手してよーう』

ウザい。このまま切ってやろうかと思ったが一応切らない。くだらない話ばっかかもだけど。

『あっ今ウザいとか思ったろ?思ったろ?』

「それがウゼぇよ!」

「とにかく切るからな。」

『え゛。ちょ、ちょ、ちょっと!まだ話そ』

切った。



ピロリーン

また勉強を再開し始めて10分後ぐらいにメールがきた。ディスプレイを見ると名字名前と表示していた。
いっそシカトしようか。…と思ったけどシカトし続けると学校の日にウザいので仕方なくみる。本当に仕方なくだ。ここまでくるとお前本当は好きなんだろとか思われると思うけど違う。


――――――
from 名字名前
title (^ω^)
――――――

何してんのー?

――――――

しまった。勉強してるから邪魔すんなと言うのを忘れた。


――――――
To 名字名前
title
――――――

勉強してる。

後は察しろ

――――――

こう打った。すると一分もしない内に返事が返ってきた。

分かったー

名前にしては諦めが早い。いや、邪魔だからいいんだけど。

また勉強に取りかかっていると今度は携帯じゃなく家のチャイムが鳴った。仕方なく出ると俺は目の前の人物に驚いた。

『勉強教えて下さいっ』

あいつがいた

(…何で来た?)
(後は察しろと…)

――――

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