小説 | ナノ

 28話




ヒーローチームであるナマエと蛙吹、常闇は敵チームのセッティングを待つ間に作戦を立てていた

「まず核兵器の回収は常闇くんに任せようと思う。私は水の個性があるから梅雨ちゃんと一緒に敵の撹乱または捕獲に徹する」

「うむ、異論無い」

「私も賛成よ。でも耳郎ちゃんの探索が出来る個性は厄介だわ。」

「まかせて!考えがあるの!」


そして5分が経ちヒーローチームが建物へ乗り込む

乗り込んですぐにナマエは建物全体に風の個性を使い暴風を起こす

「これで耳郎ちゃんの探索は使えないはず…!今のうちに常闇くんは上に!」

「了解した!」

ナマエのセリフを合図に常闇は上の階へと先に急いだ
そしてその後を追うように蛙吹と共に上に行く


「ここから先は行かせないぜ!」

2階へ上がり角を曲がった所で上鳴が待ち構えていた
ビビっと指先に電気を走らせる

「上鳴くん、だよね?…個性は電気?」

「ちょっと違うけど今は敵だぜ?教えねーよ!」

上鳴が電気を放つと同時にナマエは蛙吹を抱えて後ろへ飛ぶ

「うん、じゃあ私の個性と相性は良いみたいだ!」

「ウンディーネ!」ナマエを中心に大量の水が発生し上鳴を濡らし水は床に滴る

「これで上鳴くんの個性は使えないね?」

チクショー!と嘆く上鳴に蛙吹が捕獲テープを巻くのと同時に常闇から核兵器回収の通信が入る

「ヒーローチームWIN!!」

無事戦闘訓練に勝利したナマエは地上に降り蛙吹と常闇と勝利を喜び合った

「完敗だよ、俺上鳴電気。よろしくなナマエちゃん。ちなみに個性は帯電」

「ウチの探索も完璧に任された。悔しいけど凄いよ。耳郎響香、響香でいいよ」

「2人とも強い個性だったよ!これからもよろしくね」

そしてモニタールームに戻ったナマエ達は講評の時間でオールマイトにチームプレイを好評された

「とくにミョウジ少女の撹乱と対策はすごく良かったぞ!」

「あっありがとうございます!」

ナンバーワンヒーローに褒められてナマエが照れていると後ろから轟が声を掛ける

「個性の使い方、すげぇ上手くなってたな」

「焦凍くんの瞬殺には負けるよ」

轟にも褒められ喜ぶナマエの後ろ姿を爆豪は部屋の隅で見ていた

全員の訓練が終わり生徒がグラウンドに集まった時にはオールマイトがいた

「お疲れさん! 緑谷少年以外は大きな怪我もなし!しかし真摯に取り組んだ!初めての訓練にしちゃ皆上出来だったぜ!」

初めての対人訓練はこれで終わった





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