「えぇ・・・」
「なぁ、お願い。ほんまに。」

 日曜日、侑士宅にて。二人でのんびりテレビを見てくっついていたところ、侑士が一旦席を立ったと思ったら、ある衣装を持って戻ってきた。それを着てほしい、と侑士が私に懇願しているのである。
 普段ポーカーフェイスでクールでかっこいい、女の子にも人気がある彼が、日曜彼女にメイド服を着てくれなんて頼み込んでるの、あまりにもギャップが激しいのではないだろうか。手に持っているメイド服はよく想像される感じのオーソドックスな黒地に白のエプロンのもの。胸元にリボンがついてて、スカートは白レースで縁取られている。確かに可愛い。可愛い服は着てみたい、とは思うから、着ること自体に抵抗はない。だけど、彼氏と二人きりのこの状況で、私だけがコスプレって、どう考えてもソレのシチュエーションである。嫌じゃないけど、やっぱりその、恥ずかしさとかプライドとかあるわけで。しかもこのメイド服、めちゃくちゃスカートの丈が短い。こんなのちょっと屈んだらすぐパンツ見えちゃうやつでしょ。

「・・・どうしても?」
「どうしても」
「う・・・」

 そう断言されるとなぁ・・・侑士は私の隣に腰掛けて、肩を抱き寄せる。「お願い」と耳元で囁かれてドキッとする。耳、弱いって知っててやってるんだ。侑士の低音の色っぽい声でそんな風にされたら、どうしようもないって分かってる。本当に、ずるい。

「・・・わかったよ」



 そんなこんなで、まんまと侑士の思惑通り、私はメイド服を着ることになってしまった。着替えている間は侑士は廊下に出ていて、今の私は侑士の部屋に一人、メイド服を持たされ立ち尽くしている。了承してしまった手前、やっぱり嫌だとも言えないのは、やっぱり侑士に甘いんだろうか。自分で自分に呆れながら、着替えを始めた。
 ・・・侑士が持ってた時はわからなかったけど、よく見ると背中の部分がハート型に開いていた。これ、ブラしたままつけたらここからブラが見えちゃってかっこ悪くなっちゃうやつだ。まさかヌーブラなんて持ってきてるわけないし・・・ノーブラで着るしかないのか。なんだかこれも侑士の計算のうちな気がしてならない。はぁ、とため息をついた。
 生地がどう考えても薄いせいで、ノーブラだと乳首の形が浮き出てしまう。服と擦れて、くすぐったい。エプロンがあるからごまかせるけど、触られたら・・・想像して顔が赤くなる。そしてやっぱりスカートはかなり短くて、パンツが見えるか見えないかかなりきわどいラインだった。白レースのガーターベルトとニーハイソックスも身につけて、レースのカチューシャもして、しぶしぶ侑士を呼んだ。

「き、着終わったよ」

 部屋に入ってきた侑士は、一瞬固まって、そして私を抱きしめた。

「めっちゃ可愛え」
「あ、ありがと・・・」
「とりあえず、座ろか」

 部屋のソファに座るよう促されて、侑士と並んで座ると、侑士は私のことをまじまじと見る。上から下まで、舐めるようないやらしい視線。見られてる、と思うと恥ずかしくて視線をそらすと、侑士は私の肩を抱いて、顔を侑士の方に向けさせてキスをした。

「目、そらさんといて」
「だ、だって、恥ずかしくて・・・」
「恥ずかしいことなんてあらへんやろ。こないに可愛えのに」
「や、っ」

 肩を抱いていた方と逆の手が、私の膝に置かれて、這うように触ってくる。いやらしく太ももを撫でながら、私の唇や耳、頬、首筋にキスをしてくる。時折耳元で聞こえる侑士の吐息がいやらしく響き、胸の鼓動が早くなる。

「な、ご主人様、て呼んでみ?」
「っ・・・ご、ご主人様ぁ・・・っ」
「ええ子」

 首筋に舌を這わせてきて、同時に手がスカートの中まで撫で始めて息が上がる。足をもじもじと擦り合わせてしまっているのが恥ずかしくて目を伏せると、侑士が私の手を掴んで、侑士の股間へと持って行った。

「メイドさん、ご奉仕してぇや」

 おちんぽが硬くなりだしてるのがわかってドキドキする。侑士はまた私の唇にキスをして、今度は舌を割り込ませて深く口付けてきた。口内を犯される感覚にとろけてしまいそう。私は必死で侑士の舌の動きに追いつきながら、手探りで侑士のジーンズの前を緩めた。おちんぽを取り出してそっと握ると、同時に口を離される。二人の間に唾液の糸が結ばれて、淫美に光った。

「めちゃめちゃエロい顔しとる」
「言っちゃやだ・・・っやん」

 侑士のちんぽをゆっくりと扱き出すと、同時に侑士の手がお尻を撫で回し始めた。横に並んだ状態でおちんぽを触ってるから少し体が前のめりになって、その隙をついてお尻をむにゅ、とつかみもみ始めた。

「はぁ、んっご主人様、くすぐったいです・・・っ」
「その割には気持ちよさそうやけど・・・? ほら、なまえの可愛いお口も使ってぇや」

 お尻から太ももを撫で回し、時折揉んだりを楽しんでいる侑士はかなり余裕そうだった。なんだか悔しいけれど、すごく気持ちいい。侑士の言う通りに、おちんぽに顔を近づけようとそのまま体を前に倒すと、自然とお尻を突き出すような体制になって、侑士はスカートを捲り上げてくる。

「白のレースなぁ、メイドさんらしくて可愛いやん」
「んっ・・・ちゅ、ん」

 侑士のおちんぽに口付けて、そのまましゃぶりつく。さっきよりも大きくなったちんぽは口に入りきらない。侑士はそのままお尻を撫でながら、下着越しにおまんこに触れてきた。

「んうぅっ、ちゅ、はぁっ」
「やらしいメイドさんやなぁ。ここもう濡れとるで?」
「ひあ、ごめんなさいぃ、っはぁ、ちゅ」
「ちんぽしゃぶって尻振って、悪い子やなぁ」

 侑士のちんぽに舌を這わせながら、我慢できなくて腰を揺らしてしまう。すると侑士のもう片方の手が胸へと回り、むにゅ、と片側のおっぱいを掴んだ。

「なんや、ブラつけとらんの? 乳首固くなっとるやん」
「ら、らってぇ・・・っひゃう、ん」
「ノーブラでこないまんこ濡らして・・・淫乱なメイドさんにはお仕置きが必要やな」
「ひゃあっ!」

 おまんこを下着越しに撫でていた指先が、固くなりだしたクリトリスを捉えた。下着の上から容赦なく擦り、おっぱいを触っていた手は乳首をぎゅっと摘んだ。

「ひやああらめ、ご主人様ぁっそんなのダメですぅっ!」
「何がダメなん? えらい興奮しとる癖に」
「やああらめらめイッちゃ、イッちゃあぁっ」

 我慢できなくてイってしまいそうになった瞬間、侑士の手が離れる。寸止めを食らって、物足りなさから侑士の顔を見上げると、余裕のなさそうな顔で私を見ていて、ドキッとする。侑士は私の体を一旦抱き上げて、ベッドへと移動した。

「これ、もう脱ごな」
「っあ・・・」

 ベッドに横たわらされると、侑士はもうすっかりぐしょぐしょになったパンツを私から剥ぎ取った。そのまま侑士が覆いかぶさってきて、また深くキスをされる。何度も角度を変えながら口付けて、同時に私のおまんこにおちんぽを擦り付けてきた。

「はぁ、っん、ご主人さまぁ・・・っ」
「なまえのまんこ、めっちゃ吸い付いてくるで? ご主人様誘って、ほんまにいけないメイドさんやなぁ・・・」

 侑士は両手でおっぱいを揉みしだきながら、ヌルヌルした感触を楽しむようにおちんぽを擦り合わせてくる。エプロンを肩から下げて、胸元のリボンをほどき、前のボタンを外される。着崩されておっぱいが晒け出されて、恥ずかしさで奥の方が疼いた。

「ご主人様ぁ・・・もっと、ほしいです・・・」
「お仕置きや言うたやろ? ・・・ほな、なまえに入れてもらおかな?」
「ひゃ、っ」

 侑士は私の肩を掴んで、そのままぐる、と身体ごと反転される。侑士の上に私が乗る体制になって、下から侑士が見上げてきた。

「ほら、淫乱メイドさんはこれが欲しいんやろ? 自分で入れてみ?」

 下からわざと押し付けてきて、クリトリスに擦れてきゅんとする。もう我慢できなくて、上半身を起こして腰を浮かせ、侑士のおちんぽをおまんこに擦り付けた。

「ひうっ・・・あ、あぁっ」

 少しずつ入ってくる感覚に身体が痺れる。ナカ全体がちんぽに吸い付いて離さないようだった。奥へ奥へと入ってくる度に内壁と擦れるのが気持ち良くて、ゆっくりと挿入していく。やがて全部入りきると、体制のおかげで奥まで刺さった。

「ぜんぶ、はいったぁ・・・っ」
「好きなとこ、当ててみ? 今日はなまえが動いてや」
「はいっ・・・あぁ、っ」

 ゆっくりと腰を動かし、侑士のおちんぽがイイところに当たるようにする。上手く動かせないけど、気持ちいい。

「ご主人様ぁ・・・っきもちい、ですぅっ」
「なまえ・・・かわええ」
「ひにゃあっ! 奥刺さっちゃうぅ」

 侑士が下から突き上げてきて、気持ちよさで声を上げる。侑士はそのまま私の腰を掴んで、下から容赦なく突き上げてきた。

「やぁああご主人様ぁっ!! 奥きちゃってりゅ、きちゃってりゅうううっ」
「は、っなまえのまんこ、俺のちんぽ搾り取ろうとしとるみたいや・・・ほんまにえっちやな、っ」
「ひぁあああえっちれごめんなさいいいだめだめイくうううううっ!!」

 ビクビクッ!!!身体を仰け反らせて絶頂を迎え、力が抜けて身体を前に倒した。ベッドに手を付いていると、侑士が少し顔を上げて、私にキスをした。ちゅぱ、ちゅぱ、と唾液の音を響かせて、何度も口付けた。

「ご主人様より先にイッてもうたなぁ? やらしいメイドさん」
「はぁ、っごめんなさひ、っおちんぽ、気持ち良すぎてえ・・・」
「まんこめっちゃ締め付けてきとるで? 俺んこともイかせてや・・・」
「はい、っご主人様も、気持ちくなってくださいぃっ」

 ナカで侑士のがまた大きくなるのを感じた。侑士も余裕なんて無さそうで、欲情しきっているのが表情でわかる。いつもあんなにポーカーフェイスなのに。こんな顔、私しか知らないんだろうな。それが愛しくて思わず私からキスをすると、侑士の腰がまた動き出した。

「ぁああぁあっごしゅじ、さまぁっ!!」
「っあ、なまえ、好きやで、愛しとる、っ」
「ひあぁっわらひ、わたひもぉっしゅき、だいしゅき、あぁんっ!」
「っ、なまえ、なまえ・・・っ!」

 ぎゅ、と強く侑士に抱きしめられたと同時に、ナカで侑士も果てた。ぶる、と侑士の身体が震えたのを感じて、愛しさが増す。奥で侑士の精液が注がれていくのを感じながら、私もまたイッてしまった。

0812

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