最悪や。ホンマにホンマの、最悪。

「アイツ・・・ッ」

 荒い息を整えようと、深呼吸をする。でも、心臓の鼓動がわかりやすくドクドクと身体に響いて止まらへん。身体は熱いし、第一ちんぽがめちゃくちゃ勃起しとる。前かがみになって歩いとったけどさすがに耐えられへんくて、一旦しゃがみこむ。人気がない廊下で本当に良かったわ・・・早ぅなんとかせんとヤバい。

 それもこれも、何故か校舎内で乾に出くわしたことから始まる。何故青学の生徒がここにおんねん。・・・練習試合の打ち合わせに、手塚も大石も出られへんから急遽代理で来たらしい。偶然会うて、二、三話しとったら、乾がそういえばと鞄から怪しげな水筒を取り出したのだ。また例の汁か、というとまぁ当たりで、最近偶然できた新作らしかった。飲んでみるか?なんて聞いてきて、当然嫌やと断った。

「まぁそういうな。忍足にも彼女くらい居るだろう、ハッスルできるぞ」

 怪しい笑顔が気味悪くてしゃあなかった。後ずさりするも、無理やり水筒の飲み口を口に押しつけられ、中身を無理やり全部飲ませられてもうた。そして、今に至るわけやけど。

「ちゅうか、なんで健康ドリンク作ろうとして媚薬ができんねん・・・意味分かれへん」

 こんな調子でこれから部活なんて無理や。身体が熱い。とにかくトイレ行って一刻も早う落ち着けなアカン。こんなとこ誰にも見せられへん。誰にも見つからないうちにさっさと・・・そう思って立ち上がろうと思った瞬間。

「あれ、侑士? 部活は?」

 なんちゅうタイミングや。後ろから声をかけてきたのは、他でもない俺の彼女。なまえは鞄を持って、今から帰ろうとしていたところだったらしく、部活のはずの俺がこんなとこでしゃがみこんでいるのを不思議そうに見ていた。

「あ、あぁ・・・少し腹下してもうて・・・」
「え、大丈夫? っていうか顔も赤いよ。熱とか・・・」
「あ、アホ触んな!」

 額に手を当てようとしてきたなまえの手を跳ね除けようとして、手を掴んだ瞬間、大勢を崩した。グラ、と視界が揺れて、なまえが俺の胸の中に飛び込んでくる形で床に倒れこんだ。・・・アカン、ほんまにあかん。倒れた拍子でなまえのこと思いっきり抱きしめてもうて、胸板になまえのおっぱい思いっきり押し付けられとる。それよりやばいのが、媚薬のせいでギンギンになっとるちんぽが、なまえのまんこにちょうど下着越しに押し付けられとることや。なんちゅうラッキースケベやねん。いやラッキーとちゃうわ。完全にバレた。

「ゆ、ゆうし、これ・・・っ」

 顔を真っ赤にしたなまえが恥ずかしそうに問いかけてくる。あかん可愛い。今すぐにでもハメたい。ムクムクと湧いてくる感情を押し込めて、事のあらましを説明した。



「な、なるほど・・・乾さんって人、すごいんだね・・・」
「まぁ、ある意味すごいっちゃすごいねんけど・・・そういうわけやねん、すまん」
「え、どこ行くの?」
「トイレ。落ち着けなヤバいから抜いてくる」

 ゆっくりと立ち上がり、男子トイレの方へと向く。とにかくこの場から離れんとヤバい。なまえの前にこれ以上おったら感情抑えられへんくなるわ・・・そう思って歩き出そうとしたところを、制服の裾を引っ張られた。

「ね、ねぇ」
「・・・? どないした?」
「いや、その・・・私じゃ、ダメ?」

 恥ずかしそうに、もじもじしながらそう言ってくるなまえ。欲望と理性が脳内でぐちゃぐちゃになる。どうしようもなくなまえを見つめると、ビク、と震えた。 なまえは「こっち」と、俺の手を引いて音楽準備室へと連れ込んだ。


 なまえは内側から鍵を閉めると、俺を準備室の奥の方へと連れていく。ここは第三音楽室の準備室やから、放課後に使用することは滅多にないらしい。なまえは俺を椅子に座らせて、足の間にしゃがみこむ。なまえの顔がちょうど俺のちんぽの位置に来て、今すぐにでも押し付けたくなる衝動に駆られた。必死に理性で抑え込んどるんやけど。制服のズボンの上からでもはっきりわかるほどデカなっとるそれを、なまえはそっと触れる。そしてゆっくりと前を緩めて、ちんぽを取り出した。ぶるん、とそそり立つそれを見て、またなまえは顔を赤くした。

「す、すごい・・・」
「・・・あんま言わんといて」
「ご、ごめん。つ、つらいよね、これ」

 なまえはそっと手を添えて、先端に口付けた。薬のせいでアホほど敏感になっとって、それだけでビクンと身体が震えた。既に我慢汁がダラダラでとって、もう今すぐにでも射精しそうなくらいや。媚薬のせいやからと言って、さすがに男として格好がつかんやろ・・・そんな思いとは裏腹に、なまえは舌を這わせながら俺のちんぽにしゃぶりつく。

「ん、ちゅぅ、っんぅ、ん」
「は、っンァ、あかん、なまえ」
「んん、らひて、いひほ? んっつらひれほ、っ」
「アホ、喋んな・・・っ!」

 咥えたまま喋られたせいで息が当たり、そのせいであっちゅう間に射精してもうた。なまえの口内に思いっきり出して、なまえは苦しそうにしながらも全部飲み込んでくれる。それでも、俺のちんぽはまったく萎えず、身体の熱も治らへんかった。

「侑士、まだ辛そう・・・楽になるまで、付き合うから、ね?」
「・・・ほんまに、どうなっても知らんで」

 なまえは手で俺のちんぽを扱きながら微笑んだ。裏筋をねっとりと舐め上げて、先っちょを舌先でペロペロと舐める。あかん、エロい。今まで教えこんどったお陰で、ほんまに上手なっとる。

「っあかん、また出そう・・・っ」
「いいよ、出して・・・?」

 なまえはちんぽを扱くスピードを速めて、俺を見上げてくる。その光景がたまらなくいやらしくて、またすぐにイッてもうた。びゅる、と吹き出た精液がなまえの顔にかかる。顔射、めっちゃやらしい・・・

「すまん、目に入ったりしてへんか?」
「ん、大丈夫・・・へへ、美味しい」
「アホ・・・」

 頬にかかった精液を指ですくって、その指を舐めるなまえ。その行動がわけわからんほど色っぽい。まだギンギンのちんぽがさらにデカなるんを感じた。逆効果やろ、これ。

「なまえ、もう俺我慢できひんねんけど・・・」
「・・・うん」

 自分でちんぽを扱きながらそう誘うと、なまえは恥ずかしそうに頷いた。パンツをその場で脱ぎ、俺の上に跨り首に腕を回した。二人とも上半身はきっちり制服着とるのに、下半身はお互いの性器を擦り付けあっとる。めちゃくちゃエロいやんこれ。

「なまえ、濡れとる」
「・・・侑士見てたら、興奮しちゃった」

 恥ずかしそうにそういうなまえが可愛くてしゃあない。俺は我慢できずに なまえの腰を掴んで浮かし、なまえのまんこに一気に挿入した。

「ひゃぁああああああっ!!」
「ック、キツ・・・ッ!」
「あああああ出てりゅ、せーえき出てるぅううっ!!」

 何も慣らしとらんかったなまえのナカはアホほどキツくて、挿入った瞬間我慢できずに射精してもうた。それでも萎えへんし、あの薬ほんまにどうなっとんねん。ヌルヌルとして吸い付いてくるなまえのまんこが気持ちよすぎて、我慢できずに腰を降った。

「はっあぁぁああっゆーし、そんないきなり、っあああああっ」
「っは、すまん、もう止まらんわ、っ!」
「ひああああああっ本当にやばいぃぃいっ奥、奥まで刺さってりゅのぉおおっ」

 ずちゅ、ぱんぱんパンパンっ、激しく音が響きそうなほど腰を振った。ぎゅうぎゅうに締めつくてくるせいで、また絶頂が近づいてくる。

「あかん、またイく・・・っ」
「ひあああぁあわらしも、わらしもイっちゃあああっ」

 ビクビクビクッ!!! なまえのまんこも同時にビクビクと痙攣し、また絶頂を迎えた。息を切らしたなまえに、たまらず口付ける。舌を深く絡ませながら、また動かし出した。

「ん、んぅうっ、ちゅ、っはぁ、侑士、気持ちひ?」
「っ、めっちゃ気持ちええで、っなまえのナカ、溶けそうや」
「ひゃんっ、あああ侑士のおちんぽ、っしゅごいビクビクしてるっ奥まで、響くのぉっ」

 なまえの身体を抱え、身体を反転させて四つん這いにさせる。そのまま腰を掴んで腰を振ると、なまえも自分から腰を振って応えてくる。アカン、めっちゃ気持ちええ。再び絶頂が近づいてきて、なまえの尻を左右に開いてギリギリまで奥にちんぽをねじ込んだ。子宮口に優に届き、奥の方がめちゃくちゃビクビクしているのを感じ、そのまま奥へ奥へと激しく突きこんだ。

「らめらめむりぃいいいいいっっっっ奥届いちゃってりゅぅっ!届いちゃってりゅのぉおおお」
「っんあ、あかん、奥めっちゃビクビクしてんで? っまた、出すな・・・っ」
「ひあぁああああ出てりゅ、せーえきっお腹いっぱいになっちゃうぅぅううっ!!!」

 最奥を突き、もう何度目かもわからない射精をした。なまえもイッたせいでまんこが余計に締まる。息も絶え絶えにゆっくりと一旦ちんぽを引き抜くと、ゴポォ、となまえのまんこから俺の精液となまえのまん汁が混ざったものが溢れた。なまえは腕の力が抜けたのか、ペタンと倒れ伏して尻だけあげた状態になっとる。めっちゃエロいねんけど・・・相変わらず、ちんぽはまだ治ってへん。

「なまえ、っ」
「ひああぁっ! ね、ちょっと休憩、したひ、っんああああっ」
「すまん、っそんな余裕あらへん・・・っ」

 我慢できずにまた挿入した。ビクビクと身体を震わせるなまえにまた激しく突き込む。当分治らなさそうや、これ・・・そう思いながら、なまえの身体をまた反転させ、正常位にする。涙目になりながらも俺の顔を見ると嬉しそうに笑うなまえ。あかん、ほんまに可愛い。眼鏡を外して、またキスをする。

「っは、好き、っめっちゃ好きやで、なまえ・・・っ」
「っわたしも、! 好き、ゆーし、しゅきぃっ!」

 お互い身体が熱かった。堪らずなまえの制服を脱がせて、俺もワイシャツを脱いだ。身体を抱きしめて、お互いの肌を感じた。激しく突き込み、またお互いに絶頂を迎える。そのまま何度も、お互いの身体に限界が来るまで愛し合った。



「腰痛い」
「・・・すまん」
「・・・侑士だけのせいじゃないし・・・」

 すっかり日が暮れて夜になっていた。床は二人の液体でドロドロになってもうて、処理が大変やった。染み付くようなエロい匂いにまた興奮しかけるが、流石の俺も疲れたし、ぐっとこらえる。第一、なまえが立てへんくなっとった。床に横たわっているなまえの身体を抱き寄せて、頬にキスをする。

「ほんま、無理させたなかってんけど、ブレーキきかへんくて。ほんまにごめんな」
「ううん。へーき、ではないけど・・・ドキドキした」

 ぼそ、と呟いたなまえは俺の身体に擦り寄って、ぎゅ、と抱きついてくる。ああ、ほんまにかわええ。
 なまえに無理をさせてしまったのは反省やけど、こないに激しく何度も抱き合ったのは初めてやったし、めっちゃ良かった。次はなまえにも飲ませてみたいわ・・・

「今変なこと考えたでしょ」
「いや? ほなそろそろ帰ろか」
「え、ちょっ待って!」

 ひょい、となまえをお姫様抱っこして音楽準備室を出た。腕の中で恥ずかしそうに収まってるなまえが愛しくて、額にキスをする。照れ隠しのように首筋に顔を埋めてきて、ほんまに可愛い。最初はホンマに最悪やと思っとったけど、結果的に最高やったかもしれへんなぁ、なんて思いながら歩いとった。

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