ふゆちはコンビはろくでもない話が書きたかった(諦め)
暇つぶしと情報収集、そして主には愚痴のために建てていたスレで、まさか現世での知り合いとの接触が起こる等と誰が予想しただろうか。
「悪いな」
そう言って物資を受け取った男の肌は、ただでさえ不健康な白さだったのがいまや「青白い」といって差し支えない。その差に気付くのは、それこそ俺や、もしかしたらあの少女も気付くかも知れない、と言った程度で。それをわかっているから、ひとに弱みを見せたがらないこいつも珍しくそこを切り捨てているのだろう。ここで会う者には、「元からだ」とだけ言えば良い。 ……それでも顔が良いのは変わらないのだから、世の中不平等である。普段にも増して透き通る様な印象を与えるその立ち姿は、それこそ顔の整っているモノばかりの「刀剣」に混じっていても違和感無いだろう。
「…………」 ふと、暗い光を宿した深い蒼の眼が、ゆるりと俺の腕の中の茅花を見たのがわかった。 「……なんだ」 きょとりと首を傾げている茅花が口を開く前に問う。が、あいにくこの男は、その程度で威圧されてくれるほど付き合いが浅くはなかった。 「なァ、シュークリームやるからちょっと俺に協力しないか?」 「おい。…聞かなくて良いぞ、茅花」 「んん…瞑は、きくなっていってるけど…?」 「むしろ会話しなくて良い」 「祟り殺すぞ」 「」
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