嫌いを好きにする方法 | ナノ

攻防戦(中)

「ど…どうして」

「どうしても何も、僕は貴女に惹かれ」

「ただいまー!!はー、名前お姉さん、はー、久しぶりだね!!」

「うえ、くど…あっいやコナンくん!!おおお邪魔してます!」

「はー、はー、うん!」

「(タイミング良いけど悪かったよAKY!めっちゃ走った後じゃん工藤くん…!)」

「はー、そういえば新しい推理小説買ったんだ!前にお姉さんが見たいっていってた本!今から読まない?もうボク読んじゃったから!!」

「…コナン君、おかえりなさい」

「…あ、安室さんも来てたんだー!!今日おじさんいないはずなのにねー!!何でいるのー?」

「えっとね、安室さんはお留守番の仕事だって」

「えー?じゃあボクが帰ってきたから安室さんは帰ってもいいんじゃない?ボクが名前お姉さんと留守番するし」

「コナン君はキャンプ終わったんですか?」

「………うん!」

「いいな〜キャンプ!あまりしたことがないからさ」

「じゃあ次はお姉さんも一緒に行こうよ。博士に言ってみ」

「コナン君、今は僕がこのお姉さんとお話ししているんです。外にはお友達も待っているみたいだし、行ってきたらどうです?」

「(安室さん、さりげなく話を止めた…)」

「…キャンプの帰りだし、多分皆博士の家に行くことになるよ。…あ!じゃあ、お姉さんも今から一緒に行こう!キャンプの話ができるよ」

「あ、でも私、今蘭を待ってる状態だし…」

「蘭姉ちゃんも名前お姉さん待たせてるみたいだし、ボクと一緒に居たって言えばおあいこでしょ?」

「そう言われれば、そうなんだけど…」

「じゃあ決まり!安室さん、ボクが鍵かけておくから、帰っていいよ。おじさんにもボクが言っておくし」

「…ですが、彼女に用が…」

「ま、また後日、蘭とかもいるときに話しましょう!」

「…」

「じゃあ行こうよ!お姉さん」

「…はあ…いいです、鍵は僕がかけますので、行ってらっしゃい」

「…では失礼しました」

「安室さん、またね!」
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