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「おめでとうございます、妊娠5週目あたりですね」

・・・・・・・・・・。

まぁ、予想通りですよねそうですよね。もうこの際父親だと勘違いされてニヤニヤしてる銀ちゃんは放っておくとして…あーどうしようどうしようどうしよう。私としては嬉しいけど十四郎さんは籍を入れる気がないわけで…私としてはおろすなんてこと絶対にしたくない、

「いやぁー俺らの子供5週目だとよ!どうする?このまま結婚して新婚旅行でも行っちゃう?」

「いやぁー何をどう間違えてもあなたと子供なんて作りませんよ。結婚もしませんし旅行も行きません。」

「ちょ!何でそんな他人行儀なの!?」

「一気に色んな事が起こりすぎて頭パンクしちゃってるんだから仕方ないでしょ」

「まぁわからんでもないが。」

「これからどうしようか、とりあえず屯所に帰って荷物まとめて仕事辞めて別れを告げて」

「ちょいちょいちょいちょい!何で屯所出て行くの」

「だって、十四郎さんはこんなの…望んでない、」

「本気で望んでない奴が避妊を怠ると思うか?」

「だって!だって…っ」

「あぁーもう泣くなって、な?」

わけがわからなくなって涙がこぼれた私をギュッと引き寄せて頭を撫でてくれる銀ちゃんの優しさに、もっと涙が止まらなくなった。

「…俺しか頼れねェっつーんなら、いくらでも俺に頼ってくれていいから、な?ひとりで抱え込むな。土方君だって話せばわかってくれるって。」

「でも、銀ちゃん、」

「しばらく俺んとこ来るか?」

「・・・うん」

さぁ。これからどうするか…真剣に考えなければ。


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