カカシが帰ってきてからニ時間ほど経った。明日、私は休みで、カカシも火影邸に任務報告にいく予定しかない。とはいってももう夜更け。そろそろ眠ろうとカカシを促した。
久しぶりのカカシの腕枕。
着痩せするタイプだから実はがっちりしている。カカシと向き合い、胸をそっと撫でるとカカシはくすぐったそうに笑う。
「どうしたの?」
「本当に怪我がなくて良かった」
「ああ。そうだね。名前も無事だったし良かった良かった」
「しばらくは一緒にいられる?」
「そうだね。また新しい任務が入るかも知れないけど…綱手様のことだから暫くは里にいられると思うよ」
「良かった」
カカシの大きな手が私の頭を撫でる。いつだって優しいこの手が大好きだ。好き、好きよ、カカシ−−−
「そんな目で見ないでちょうだいよ」
「え?」
「せっかく我慢してたのに」
「カカシ?」
「しても…いい?」
そんな火照った目で見つめられると…私だって、
「ん…あっ」
「名前…ん…」
カカシからたくさんのキスが降ってくる。いつの間にかカカシは私の腹に跨っていた。キスが徐々に降りてくる。瞼、鼻、唇、首筋、そして胸へと。遠慮なく前を開けられたシャツ。カカシは胸へと顔を埋めた。
「名前……いい匂いだ」
「そう?」
「ああ、落ち着く。」
私が彼の頭をなでれば嬉しそうに笑う。そして予告もなしに立ち上がった乳首をパクリと口に咥えた。
「んん!!あっ…」
「ん…気持ちいい?」
「カカシ…好きよ、」
「俺もさ」
次にカカシは私のズボンをおろし、いやらしい手つきで太ももを撫で上げた。残る衣服は、
「カカシ、久しぶりだから、その…あんまり濡れてなかったらごめんなさい」
「確かめてあげるよ」
カカシの指がゆっくりショーツの間に差し込まれた。
「充分すぎるみたい」
彼が言うようにブランクなんて感じさせないくらい、私のそこは濡れていたようだ。ニヤリと笑った彼はそのままショーツを脱がし、指で中をかき混ぜた。
「カ、カシ…!あぁっ!だめ!あっ」
「気持ちいい?」
「あぁん!んっ!」
グチャグチャと粘着質な音が響く。カカシの指がなんどもなんども容赦無く差し込まれる。
「名前…もう、いい?」
「う、ん…きて」
私の言葉のあと、カカシの余裕のない声が聞こえて彼が私の中に入ってくる。久々だ、この感覚…ニ人がひとつになるこの感覚。
「名前!名前…!」
「ああっ!んん!!カ、カシ!!」
「愛してる…ッ」
「わた、し…もっ!ん!」
暫く続けられていたピストンだが、お互いどちらともなく限界が近づいていた。
「カカシ…私もう限界、あっ」
「俺も…!ヤバイね…くっ」
「カカシっ…ああっ!だめっ!」
「う……っ」
私の中に入っていた彼のものが震えた。そしてドクドクと熱いものが注がれる。ああ…カカシ…私たち生きてるのね、
「愛してる…無理させてごめん」
「いいえ…幸せよ…」
カカシ、私はいつでもあなたを待ってる。だから、絶対に私の元へ帰ってきてね。愛してる。愛してるわ。
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