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潜入捜査(R18)

「お前近頃流行りのアロママッサージの店知ってるか?」

土方さんの問いに、はいと答えれば、どうやらそこがきな臭いと告げられた。マッサージと称して性的サービスを行っているらしいのだ。驚くべき点は、その性的サービスが女性相手だということ。天人が持ち込んだ中毒性のある香が原因のようで、見知らぬ人に性行為を無理強いされているにも関わらずその行為の虜になってしまうようだ。恐らくより強い快感を求め、繰り返し通ってしまうようになるのだろう。

「で、お前に潜入してきてほしい」
「はい?」
「風営法違反で取り締まりてェんだが、証拠が足りねェんだ。お前にカメラを仕込んだ鞄を持たせるから証拠になる映像を撮ってこい。」
「それは私に見知らぬ男に抱かれてこいと…?」
「最後までさせる気はねェよ。ちょっとだけその立派な乳晒してこいや。映像は俺しかみねェから、な?」

ーー嫌いじゃねェだろ?と耳元で囁かれ、私はコクと頷いた。

辿り着いた例の店。なんの変哲も無いお店の外観だが、本当にここで土方さんが言っていたようなことが行われているのだろうか。

受付をすませるとすぐに個室に通された。これに着替えて下さいと渡されたのは下の大事なところをやっと隠せるくらいの下着のみ。上はむき出しだ。とりあえず腕で胸を隠しながら施術用のベッドに横たわると胸にタオルをかけてもらえた。

「随分と人気みたいですね」
「うちは広告とか出してないんですけどね、口コミで若いお嬢さん達に広まってるみたいで。有難いです。」
「お店の方もイケメン揃いですもんね」
「はは、そう見えます?」

ホストクラブかとツッコミたくなるほどに顔がいい人揃いだ。こりゃ女の子達もヤられにくるわな。

施術が始まってすぐ、部屋の中に香の匂いが立ち込めた。店員はリラックス効果のあるアロマだというが、これが天人が持ち込んだ例の物だろう。ああ…頭がフワフワしてきた。土方さんちゃんと見てるのかな…。

「お姉さん、この辺凝ってますね。よく解しておかないと…」
「あっ…だめ、そんなとこ、」
「ダメじゃないでしょう?ほら、もうこんなになってる」
「やめて…っ、タオル返して下さい…」
「随分と立派なお胸ですね…ほら、ここもう立っちゃってますよ?」
「はあっ…んんん…」

店員の手の動きは次第にエスカレートしていく。オイルを塗り広げながらかなり際どいところまで…そしてついに、施術用の下着まで奪われ、店員の指が中に入ってくる。

「あああんっ!ヤダ…っ…」
「お姉さん…びちゃびちゃじゃない…どう?もう入れて欲しくない?俺のこんなに大きくなってるんだけど…」
「うっ…はあん…土方さん…っ」
「はは!それ彼氏?ダメだよ、きっとお姉さんまたここにきたくなるから…虜になったら…そのあとは、ね?地球人の若い女は天人に高く売れるんだよ」

なるほど…金回りがいい理由はそれか。きっとすでに数多くの女の子が天人の性奴隷になるために売られていったのだろう。はあ…そろそろヤバイな…意識保てない…

「お姉さん…俺の咥えてくれる?」
「ん…」

自我が保てなくなった私が、店員の一物に口を付けようとした瞬間「はーいそこまで」と土方さんが部屋に入ってきた。

「え、は?お前誰だよ…!」
「え、お兄さん真選組の土方って知らないの?世間知らずだねー。とりあえず手錠ね。逮捕。みっともねェ一物晒しやがって。切り落としてやろうか?ああ?」
「ひじ、かた…さんっ」
「おいおい名前…だらしねェ格好してんな。お前今俺以外の男のチンコ咥えようとしてただろ。お仕置きだな。」

お前こいつの喜ばし方全くわかってねェなァと店員に向けて不敵に笑った土方さんは、だらしなく開いた私の両足を更にグイッと開いて顔を埋めた。

「ひゃあああんっ!!あっ!土方さん…っ!!だめっ!」
「ん…っ…甘ェな…いつもより濡れてる」
「も、う…ダメェ…!イく…!」

土方さんの舌や指が縦横無尽に動き回って、快感のあまり私はついに自我を失った。

「おいおいもう待てねェのかよ」

一度イった私はベッドから降りて土方さんの股間の前に跪いた。ベルトを外して隊服と下着を下せば、さっきの店員のものとは比べものにならない立派な一物が飛び出した。夢中で舌を這わせれば頭上から土方さんの荒い息遣いが聞こえ、子宮の奥がキュンとした。

「お前…一応任務中だぞ…ったく…ヤベェ…うっ」
「え、え、待って…っ!あああああああっ!!!」

土方さんは口から一物を抜くと、勢いよく私を床に押し倒し、唾液でぬらぬらと光るそれを私の中に押し込んだ。

「クッソいつもより…締まるっ」
「ひじ、かたさん!!大きい…っ…すぐイっちゃう…っ」
「まだだ、我慢しろよ…っ」
「あんっ!ダメ、ダメ…っ…んん」
「名前…っ…お前人に見られて興奮してんのか…っ?」
「や…違うっ!見ないで、見ないでよぉっ」
「濡れてるし締まってるし…いつもより感じてるじゃねェか…!」
「ヤダ、言わないでってばぁ…あん!あん!」
「イくぜ名前…っ」
「わた、しも…イく…!ひゃあああっ!!!!」

うっ…と小さな声を出して土方さんはイった。ドクドクと大量の精液が流れ込んで来るのがわかる。息も絶え絶えに何とか思考を巡らそうと努力をしているとバタバタと足音が聞こえ始めた。真選組が来たのだろう。

土方さんは涼しい顔で事後処理を終え、タバコに火をつけた。私はバスローブを着せられたのみだ。

「土方さん入りやすぜィ」
「おう。このきったねぇ一物生やしたやつ早く連れてけ」
「うわ、お兄さんこの人たちがヤってんの見てイったんだー。だっせ」
「ひぃ…!」

沖田くんが私達がセックスしていたことを知っているのは疑問に思うべきなのだが、うまく頭が回らない。店員の男は下半身にタオルを巻かれただけの情けない姿で連れられていった。

「土方さん…」
「あ?」
「土方さんはお香にやられなかったんですか…?」
「ここに来る前に店員脅して耐性がつく薬飲んだからな」
「ええ…ズルいです」
「お前いつもと違って超濡れてたし良いだろ」
「う…土方さんとのエッチはいつも気持ちいです…」

私がそういうと、土方さんはニヤリと笑った。

「その薬な?副作用があんだよ。」

土方さんが指差した先には、先ほどイったばかりとは思えない程に膨らんだそれ。

「とりあえず…屯所帰ってから…付き合えよ?」

未だに香の匂いのせいで頭が正常に働いていないようだ。私は裾を開き、その場でもう一度土方さんを誘った。


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