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「で、こんな夜中まで万事屋のところで何やってたんだよ。十文字以内で答えねェと斬る。」

「これは尋問?っていうか十文字って無理でしょ!っていうか斬るって!?」

「ちゃんと答えねェと尋問から拷問にすんぞ」

「またまた…私、副長のためだったらMにもなれますけど」

「キモイ」

「素直じゃない副長も好きだぞ!」

「ウザイ…で?」

「もうちょっとムードがある時が良かったんですけど…仕方ないですね」

「なんだよ」

「これどうぞ!」

「ん?」

「チョコレートです!バレンタインだから…副長だけ特別に私の手作りなんですよ」

「俺だけって…他の隊士は?」

「そんなのチロルで十分です」

「まァな」

「副長のために甘さ控えめで頑張ったんです」

「…ありがとよ」

「やった!」

「で、なんでチョコと万事屋が関係あんだよ」

「だって食堂の厨房借りたらバレルでしょ?それに銀ちゃんお菓子作るの上手だから手伝ってもらおうと思って」

「げ、」

「大丈夫ですよ、9割9分私の手作りなんで(って嘘だけど)」

「あの天パの成分が1分でも入ってることに虫唾が走る」

「そんなの私の愛で打ち消してますから!食べてくださいね」

「あァ」

「私、明日の朝万事屋に片付けしに行かなきゃならないんでもう寝ますね」

「おやすみ」

「おやすみなさい」

私が副長の隣の部屋、つまり自室に戻ると何かが壁にぶつかる音、スパーキングした音が聞こえたので急いで副長の部屋に戻るとチョコレートが壁に叩きつけられていた。

…あれ?

「副長ォォォォォ!?」

「チョコレートに銀髪が混じってた」

「えぇぇ!?」

あの、明日…あの天パを殺害してきても良いですか。