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「おー…ついに鳴り出しちゃったな…」

雷だ。遠くで鳴っている分には全然構わないんです本当に。遠くにいる雷様なんて全く怖くないです。私これでも真選組副長補佐だからね!

―ピカッ、ゴロゴロ!

だんだん近づいてきてるような気がしないでもないようなそうでもないような、

―ピカッ、ドーン!

「※£%#&*!?」

ドーン!って意味わかんないんだけど雷様どんだけ怒ってんの!?こんな近くで鳴られたらさすがに怖いじゃないだって私女の子だもんんんんんん!

「ぶぐぢょ〜…グスン」

「あ?なんだ?」

「私しばらくここに居てもいいですか」

「邪魔しねェなら構わねェが何で泣いてんだ」

「泣いてないです雷なんか怖くないです本当です」

「へえーお前雷怖いんだ。初耳だな」

「普通のは全然怖くないです」

「じゃあ部屋帰れ」

「嘘嘘嘘嘘!こんなに近かったらさすがに怖いの!認めるから一人にしないで!」

「はいはい」

書類書いてる副長の横に座って黙ってジャケットの裾を握った。雷がなってビクッとする私の頭をポンと撫でて、俺がいんだろ?大丈夫だって言ってくれた副長に非常に萌えました。

「副長ー」

「なんだ」

「やっぱ好き」

「へーへー」

たまに見せてくれる優しさに、どうしようもなく嬉しくなってギュッとしがみつくと墨がこぼれて書類がダメになったようだ。殴られた。