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「暑いー…溶ける…」

「暑い暑い言ってるから余計に暑くなんだよ。ちったー黙ってろ」

「副長の鬼」

「うっせ」

「トシー…今日は猛暑だな…俺も溶けそうだ」

「だいたい、なんでうちの制服ってこんなにカッチリしてるんですか?暑いんですけど」

「しらねェよ」

「ん、?」

クンクンクン

「何してんだ?」

「あれ?」

クンクンクン…

「名前ちゃん?どうした」

「オエッ」

「吐き気!?」

「ったく何してんだ、」

「副長ってそういえばいつも汗かいてるのに汗臭くないなと思って、」

「そうか?」

「うん。煙草のにおいしかしない」

「で、近藤さんは…」

「吐き気がするくらい臭った」

「それは仕方ねェだろ」

「なんで仕方ないんですか?」

「ほら、加齢臭的な…」

「あぁ、なるほど!」

「それプラス汗の臭いだからな。まぁ仕方ねェことだ」

「………グスッ」

「あれ?局長…目から汗が出てますよ?」

「………」

「ちょ、無言で上着の袖切り落とすのやめてくれません!?」

ダダダダダダダダダ――…

「ちょっと虐めすぎましたかね」

「そうだな」

「副長」

「あ?」

「暑いからアイス買いに行きませんか?」

「そうだな」

「局長にもね」

「あぁ」