夕食を終えて、ちょっといろいろやってたらお風呂の時間が遅くなってしまった。
なので今日は赤井さんが先に入った。
で、わたしはその後。
なんだけど、いつものように体を洗ってから湯船に浸かる。
「あ"ー、気持ちいいー」
おっさんじみてるけど、しょうがない。静かに入るのは無理だ。
そして、癖で湯船のお湯を顔にバシャッとかけたんだけどさ……。
よくよく考えたら、赤井さんも湯船に浸かってる、よね?
え?てことはさ、全裸の赤井さんってことで、つまりは赤井さんの赤井さんも浸かってるってことになって、、、
あれ?何かわたし凄くイケナイことしてるんじゃ………。
い、いや、でも、これは不可抗力よね?!
そ、そうだよね?!
よし、こうなったら頭まで浸かってしまおうか?
いや、まて早まるなわたし!
いや、でもあの赤井さんだぞ。
たぶんジンさんの後なら即決で頭まで浸かって、何ならちょっとお湯飲んでるかもしれん。
あれ?わたし結構ヤバいやつじゃね?
でも、ちょっとならいいよね?
よし!わたし、心火を燃やして覚悟を決めて3,2,1………
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「茜が風呂場で何やら呟いているんだが」
「気にするな。どうせ馬鹿なことを考えてるんだろ。お前の後だからな」
「俺はシャワーしか浴びてないんだがな」
そんなやり取りをしてるなんて、わたしは知る由もなかった。
おわり
bkm