レーヴェトワール
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陣営:制限無し
推奨人数:1〜2人
推奨スキル:幻視、技術_アイドル、対人系(話術や説得等)スキル、
適当な魔法スキル(下記、フレーバーテキストを事前に開示してください)
準推奨スキル:熱衣、閃光、隠す
時間:人数*15時間程度
GMボーナス:ステータス成長+10pt
ダンジョン「レーヴェトワール」専用のシナリオです。
探索のみで、戦闘無しの完全なる観光シナリオです。
難易度が低いので、初心者支援にも使用できると思われます。
ただし、時間切れによるシナリオ失敗も有り得ます。
貴重品は持ち込ませない方がいいでしょう。
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世界観イメージ◆
まるひ様作
※セッション時の背景等に使用可能です
「フレーバーテキスト」
あれ、ほし これ、ほし
宇宙へ伸ばした五本の指を、最初に星に見立てたのは。
ここは星の夢「レーヴェトワール」。
未知を探求する学者が集う魔法学の聖地。
…あなたは、誰が為にその手を伸ばしたのでしょうか。
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※予告なく店や店の商品が増えていることがあります。
※この平和な街で暴力沙汰を起こした場合、
警察のようなNPCを出して探索者を強制的に捕縛/抵抗するようなら殺していいです。
反省している様子があれば、解放してあげてください。
反省している様子がなければ時間切れまで捕縛し、強制的に帰還させてください。
※この街は金貨、銀貨、銅貨等の貨幣を使用します。
紙幣は使用できません。
※お金とクリアに関連するアイテムは持って帰れません。
※シナリオに書かれていない情報については、GMの裁量にお任せいたします。
(他の店に行きたいと言い出した場合は、
フレーバーアイテムを売っているお店に適当に案内してください)
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時間までに自身の拠点へと戻ることがクリア条件となります。
帰る方法は以下の三点のみ。
◎「見習い召喚師:カペラ」の召喚術で拠点へ戻してもらう。
ルート封鎖条件:アイテム「カナリア列車の切符」を入手する。
◎「召喚獣契約所 オペレーラ・ルンヌ」の店主の召喚術で拠点へ戻してもらう。
ルート封鎖条件:アイテム「カナリア列車の切符」を入手する。
◎ミュールかカナリアから
「カナリア列車」の切符を貰い、カナリア列車に乗って帰る。
ルート封鎖条件:「見習い召喚師:カペラ」に出会う。
※ルート封鎖条件を満たせば、もう片方のルートで帰る事はできなくなります。
時間制限はシナリオ内時間で12時間程度、移動できる回数は15~18回程を想定。
一回の移動で大体30分経過する想定です。
大体の目安で結構ですので、そのあたりはGM裁量にお任せ致します。
残り3時間を切った頃、探索者は自分の存在が揺らいでいることに気がつきます。
(手が一瞬透けて見えたり等)
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もし、時間切れまで探索者が街に居残れば
「探索者が街に持ち込んだアイテム」
「探索者が街で入手したアイテム」
が消失した状態で拠点へと強制帰還されます。
消失したアイテムは二度と戻ってきませんのでご注意を。
残ろうとする探索者がいれば、
それとなく情報を出したりNPCに忠告させるといいでしょう。
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星の夢「レーヴェトワール」
標高が高い山の頂上にあり、かなり寒い。
また、魔法学の聖地でもある。
各地から魔法を学ぶためにきた留学生が多く、子供の姿を多く見かける。
昼と夜が逆転しており、住民の多くは夜を主な行動時間としている。
星落竜。
その身に余った魔力が蓄えられた鱗を翼に持つ。
夜の決まった時間にレーヴェトワールの星降る広場上空を横切る。
翼の一振りで舞い落ちる鱗が星のように見えることから、鱗は星の欠片と呼ばれている。
星の欠片は幼い子供や魔力の高い者しか掴むことが出来ず、
「夢」にも例えられる程希少価値が高い。
地面に落ちてしまえば、星の欠片は傷ついてしまい濁った鈍色の星屑と化してしまう。
星屑には魔力がなく、使い物にはならない。
特に害はない非力な魔物。
小熊のようなバクのような姿をしている。
レーヴェトワールの創設者が創りだした魔物だという噂もあるが、確証はない。
星屑を食料としており、広場の掃除屋のような役割をしている。
実体を持たず、強い光に弱い。
召喚されたものが
何らかの要因で召喚された元の場所に帰されなくなってしまう事を指す。
空間転移魔法とは仕組みが異なる為、
本来その場に存在していなかった物が長時間その場にとどまると、
世界の法則に歪みを生んでしまう。
召喚された物は一定時間までに元の場所に帰らなければ
文字通り、「自然消滅」してしまう。
消えた物がどこに行くかは未だに判明していない。
古の召喚術は召喚事故が多発していたが、
現代の進んだ召喚術によって事故は大幅に減少した。
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白髪、紫眼の10歳程の子供。種族は人間。
探索者達が「レーヴェトワール」へ来てしまった原因の張本人。
見習い召喚師であり、現在のそっけない召喚術ではなく
古の繋がりを重んじた召喚術に憧れて、一人親にも秘密で練習している。
が、勿論まだまだ半人前のため、魔法陣のスペルを間違えて
何の関係もない探索者達を呼び出してしまった。
子供らしい性格で、負けず嫌い。努力家。
大人に叱られるのが恐い為、
思わず失敗を隠そうとしたり言い訳をしてしまう。
召喚獣契約所「オペレーラ・ルンヌ」の店主の息子である。
赤紫髪、桃眼の10歳程の子供。
水晶人という水晶から生まれてくる長生きな種族。
水晶人は歳をとると段々と体が結晶化していってしまい、
直にその場に根付いて動けなくなってしまう。
「クリスタリア」という島からの留学生であり、魔法や召喚術のことを学んでいる。
珍しい種族な為、好奇心旺盛な同級生からよく絡まれている様子。
母が水晶人で、父は風を読み操る船乗り。
父に島の外の話をよく聞かせてもらっており、ずっと憧れていた。
優しい性格で、少しせっかち。勉強好き。
女の子らしい可愛いものが好き。
白髪、白眼の16歳程の少女。
人の器を超えた造形美のような美しさを持つ。
ただ、その羽は小さく飛ぶ為に適してはいない。
カナリアの妹である。
どこから来たのか等、自分のことを詳しく話そうとはしない。
探索者が別の世界の人間だと気づいている。
「レーヴェトワール」の星謳祭の賞品を収集しており、
それを目的にレーヴェトワールへは何度も訪れている。
前回の星謳祭の優勝者。
探索者が賞品を手に入れたのであれば、
どうにかしてその賞品を譲ってもらえないかと交渉してくる。
ほしがりで、さみしがり。そしておねだりが上手なわがまま娘。
その手は、驚くほどに冷たい。
金髪、金眼の20代後半程の
ミュールの兄である。
が、彼の背中に羽はない。
どこから来たのか等、自分のことを詳しく話そうとはしない。
探索者が別の世界の人間だと気づいている。
ミュールのお供で「レーヴェトワール」へ訪れ、
わがままな妹に観光に連れ回されている。
本人はこの街に訪れたのは初めて。
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暗い暗い闇の中、探索者達はふと、意識が浮上する。
「…わ、わ、人!?…ど、どうしよ…!?」
……何が起こったというのか、自分は確か自室にいた筈だが…?
耳に響く甲高い子供の声に、頭がずきりと痛む。
薄く眼を開けると、遠くの方に白い髪の子供が走っていくのが見えた。
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カペラは、大きな杖を何もない中空から取り出します。
地面を杖の先端で叩くと魔法陣が光出す。
「また、今度はちゃんとしたルートでレーヴェトワールに来てくれよ」
「その時は、絶対にもっと立派な召喚師になってるからさ!」
にしし、と笑うカペラの笑顔を最後に
ぐらりと頭が揺れる感覚を覚えて、探索者は意識を手放します。
・・・
・・
・
…気がつけば、探索者は大樹の星の根元/星見の塔の展望台で、目を覚まします。
これまで、何をしていたのだろう。
夜は明け、光が空に顔を出し始めていました。
星の夢は遠ざかり、あなたの現実が今日も始まります。
★このルートでの帰還で「努力」に関する記憶の一部分入手
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※カペラの母親にお金を払い、直接帰還依頼した場合はカペラはいません。
適切な見送りの挨拶のみで結構です。
カペラの母親は、大きな杖を何もない中空から取り出します。
地面を杖の先端で叩くと魔法陣が光出す。
「本当に、愚息が迷惑をかけたな。謝罪する」
「お前もきちんと謝罪しなさい」
母親にそう小突かれるとカペラも小さな声で、「本当にごめんなさい…」と謝罪を返します。
「君達は無事に五体満足で返そう、私が保証するよ」
「良ければ、またレーヴェトワールに訪れてくれ」
「その時は、馳走でも食べながら異世界の話でも聞かせてもらいたいものだ」
ふ、と笑うカペラの母親の笑顔を最後に
ぐらりと頭が揺れる感覚を覚えて、探索者は意識を手放します。
・・・
・・
・
…気がつけば、探索者は大樹の星の根元/星見の塔の展望台で、目を覚まします。
これまで、何をしていたのだろう。
夜は明け、光が空に顔を出し始めていました。
星の夢は遠ざかり、あなたの現実が今日も始まります。
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切符を切った瞬間、どこか遠くから汽笛が聞こえる。
其方を見てみれば、遠い空の彼方から、赤い列車がこちらに向かって空を走ってきているではないか。
地面の上、その列車は停車した。赤い二両編成の列車だ。
「お客さん、こっちこっち」
列車の前方の扉から、祭り会場で出会った車掌姿の男性が探索者に向けて手を振ります。
探索者が切符を手渡せば、切られてまた返されます。出発時刻が近いのか急かされますね。
探索者が車内に乗り込むと、赤い列車は汽笛をあげて空へと走り出します。
レーヴェトワールは見る間に遠ざかり、気づけばあたりは暗闇に。
そして、満点の星空が、列車の窓の外に広がっている。
※「純白のオカリナ」を所持している時にのみ発生。
ミュールと観光をしたり、ミュールにお土産を渡したり等ミュールの好感度をあげている場合発生する。
ミュールが星を眺める探索者の隣りにやってきます。
「これは、ちょっとしたお礼なの」
「わたしがあげたオカリナ、ちょっとだけ貸してもらえるかしら」
そう言って、ミュールは自分が探索者に渡したオカリナを手に持つと一撫でします。
すると、オカリナは一瞬様々な色に光り、また元の純白のオカリナへと戻りました。
ミュールはオカリナをまた探索者の手に返すと、微笑みます。
「あなたの『色』よ」
そう言って、列車の運転席へと戻っていくでしょう。
★アイテム入手「ミュールのオカリナ」
※稀少報酬 (※入手済 以後はフレーバーとして入手可能
ミュールによって『色』が吹き込まれたオカリナ。
見る者によって鮮やかに色を変える。(探索者の一番好きな色に変わる)
よく透る澄んだ音を鳴らす。
笛を吹くと所持者が見るオカリナの『色』から強く連想される者
(所持者の知り合いであることが条件)が自拠点へと召喚される。
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星空を眺めるもよし、思いで話をするもよし。
次第に探索者は段々と眠くなってきます。
いつの間にか、自然と窓際に頭を預けて、夢の中へ。
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…気がつけば、探索者は大樹の星の根元/星見の塔の展望台で、目を覚まします。
これまで、何をしていたのだろう。
夜は明け、光が空に顔を出し始めていました。
星の夢は遠ざかり、あなたの現実が今日も始まります。
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容易にアイテムが入手出来る代わりに、PL報酬はありません。
入手アイテムの効果を開示してください。
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