中篇 | ナノ

グラハムさんと四匹の猫。


珍しくハムさんネタでしたが書きあがらなかった様子。


私のかわいい姫たち



「では、いってくる」
私が扉の前に立つと、それらは可愛らしく私の後をついて、一声鳴いた。
にゃぅあ、と足元に、黒猫と三毛猫がからみつく。
「はは、じゃれるな。今日はちゃんと帰って来るよ。ブランシェット、ブライア」
赤毛のまじった三毛猫の名前はブランシェット。緑がかる程の黒を纏った黒猫はブライアと名付けていた。
仕事柄毎日は帰れない為に、こうして出掛けようとすると、普段はそっぽ向いている二匹は私の足元にすりすりと身を寄せるのだ。
「今日は、お前たちに新しい家族を迎えにいってくるのだよ」
とくにこれといって猫が好きなわけでは無かったが、



ブランシェット→赤頭巾→せっちゃん
ブライア→ブライア・ローズ→眠り姫→ニール
シンディ→シンデレラ→アレルヤ
エディス→闘争の女神→ティテリア
だったかな…
20141105


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