グリザイユめいきんぐ
2013/03/11

以前にもメイキング記事を上げさせてもらったのですが、
あれからまた幾分か成長した(願望)のと、
今回の場合はあれとはまったく画法が違うということで、
またまたメイキングやらせていただきました!

要望があるというのは嬉しいことやでぇ…!


今回は「グリザイユ画法」という描き方を採用しています。
またの名を「グレー画法」とも言います。たぶん。
その名の通り、「グレーで塗ってあとから色を付ける画法」です。

いわゆるデジタル塗りというのが、
色分け→影つけなのに対し、
影つけ→色つけなのがグリザイユ画法。
影つけとハイライト入れがほとんど同時にできるので作業時間の短縮にも優秀です!
行程手数も少ないのでメイキング作るのも楽ちん!w

まーメイキング記事で文字ばかりでも仕方がないので、
さっさとはじめていきましょう!


まずは線画を用意します。
用意しなくても別にいいです。
線画もなしに絵が描けるか!
…描けます!!


グレスケでごしごし。
グレースケールでごしごし描きます。
ここで輪郭さえ取れるなら、線画なんていらないのです!
要は白黒でこうやって描ければいいのでね。


色付けはオーバーレイでやります。
グレースケールで塗ったレイヤーにクリッピングして、
オーバーレイモードのレイヤーでバケツばしゃっとしてしまえば、
はいもう色付け完了。
ここが一番快感な気がします。
色相・彩度・明暗を納得いくまでいじってください。
ここで色つけ終わり。
ね、早いでしょう!


あとは加工です。
全レイヤーの一番上に、
これまたオーバーレイでオレンジ色をばしゃっとして、
透明度を10%にします。
オレンジ10%が一番暖かい感じになるので、
そういう雰囲気を出したいときにすごく重宝しております。
紫やピンク10%だとアレな雰囲気になります…w
(ここでいつも遊んでるなど)
髪のハイライトが寂しい気がしたのでここで少し加えてます。
背景は簡単にエアブラシぶしゃっとしました。


全レイヤーを統合したものを別個に用意して、
そいつをレベル補正・ぼかし10pxをしたものがこれです。
レベル補正は一番暗い色のとこが真っ黒に、
明るい色のところが真っ白になるまでいつもいじってます。
この場合は暗いとこは肩口あたりの服と髪の影のとこ、
明るいとこは肌の光のあたる部分ですね。


いわゆるグロー効果というものをかけます。
レベル補正・ぼかしをかけたレイヤーを2枚に複製して、
1枚をスクリーンモード20%、
もう1枚をオーバーレイモード10%にします。
だいたい比率は10%差くらいがベストかと思ってます。
30%と20%だとすげー眩しい感じです。
そういう雰囲気を出したいときにすごく重宝以下略。
このグロー効果はアニメ塗りにすごく効果を発揮するんですが、
それ以外の塗りでもうっすらかけることで絵が映える気がします。
気がするだけかもしれません。



というわけでこれで完成です!

自分は「厚塗り風」というものが苦手で、
カラーじゃなかなかできないんですが、
このグリザイユ画法ならむしろ厚塗り風の方が描きやすいんです。
色にとらわれずに、純粋に陰影だけを考えて塗れるので、そのおかげかもしれません。
よく描くのはアニメ塗りだけど、
時々厚塗り風に挑戦してみたくなるんですが、
そういう時はこのグリザイユ画法を使っています。
もっといろんな描き方できたいです。精進です。

普段よく描くアニメ塗りとかも要望がありましたら
メイキングやってみようとは思いますが、
需要のないものはやりたくないので
もしも万が一興味がありましたら、ひと声おかけくださいまし。

ちょっとでもお絵かき仲間が増えればいいな_(┐「ε:)__(:3 」 ∠)_



それではここまで見てくださって
ありがとうございました!
のっしー



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