「うちの嫁さんはねぇ、もうとにかく俺のことをわかってるよね。……そうそう。俺が雑務に追われて倒れそうになってる時は、そっとシカマルに助言してたとえ一時間でも多く寝られるようにしてくれるし、あわよくば家に帰れるように言ってくれるし。飯もねぇ、俺の好みのものばっかりなんだよねぇ。魚がよく出てくるな。脂っこいものよりもさっぱりしたものとかね。流石に年取ると昔みたいにがっつり……いやまぁ、たしかに若いころもそこまで食べてなかったけどさ。でもそうなわけよ、俺を気遣ってね。だから洋食よりも和食が多いかな。……見た目?そんなのドストライクに決まってるだろ何言ってんの?あいつがどんなに太ろうが年を取ろうが、あいつがあいつなら常に俺の好みの人ってことだよ。あいつ以外と結婚できる気もしなかったし、する気もなかったからね。でも、あいつと出会って俺の価値観は変わったんだよ。一緒にいたいなぁ、あいつになら俺の一生を捧げてもいいかなぁってな。……話が脱線してるって?うるさいねぇおまえは相変わらず。とにかく、あいつは俺のことが大好きなわけ、わかる?……え?俺が嫁さんのことをどう思ってるか?そんなの聞かないでもわかるでしょうよ。おまえも馬鹿だねぇ」





fin.


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