82.憧れの人たち(アドルバートー羞恥)
「あっ、あっ・・・ああんっ・・・んやぁっ・・・・ああっ・・・」
ミノーさんはアドルバートさんの尻の中をかき回すように棒を回しては、
浅く抜き差しするように動かす。
その度にアドルバートさんは体を跳ねさせ、まるで女のように甘い声を上げている。
尻を弄られて感じているんだ。
いつも男らしいアドルバートさんが女のように鳴いていることとか、
何で尻で感じているんだろうかとか
二人は恋人同士なのだろうかとか、
なんで俺にこんな姿を見せるのかとか、
頭の中がいろんな考えで混乱する。
聞きたいことは沢山あったが、声出すなというミノーさんの指示を守り続けた。
「ほら、どうしてほしい?」
「んいぃっ・・あっ・・もっと、はげしくぅ・・」
「激しく?」
「・・お、おれの・・あんっ・・・いやらしい・・おまんこ・・ああんっ・・ついてぇ・・・」
「ははっ、良いぜ」
ズチュッ・・ズチュッ・・ズチュッ・・ズチュッ、ズチュッ、ズチュッ、ズチュチュチュチュチュチュチュチュチュ
「あっ、ぁあっ、あっ、あんっ、あっあっあっあっぁっあっあっあぁあぁあぁあぁあぁあぁあっっ!!」
抽送の速度が上がるにしたがって部屋に響く水音が激しくなる。
尻に棒を突き込まれる度に声を上げるアドルバートさん。
「ああああっ、ああああっ・・はやいぃっ・・あっ、あああああああああああっっ!!!」
「おっ、潮吹いた。アディはもう完全にメスだな」
激しい抽送に、アドルバートさんは身もだえる様にくねくねと身体を捩っていたが、
暫くすると、体をピンと伸ばし腰を跳ねさせた。
そして透明な液体がアドルバートさんの雄の象徴から噴き出したのだった。
ミノーさんはそれを潮と呼んでいた。
男でも女みたいに潮を吹いたりするんだ。
あまりの扇情的な姿に俺はごくりと喉を鳴らした。
男に興味なんかないはずだったのに。
「はぁ・・・はぁ・・ミノー、こんなものじゃなく・・ミノーのを・・入れてくれ」
「そうだな、そろそろ良いか」
ミノーさんはズボンと下穿きを脱ぎ去った。
そして、アドルバートさんを目隠しをしたまま膝立ちにさせると、背後に回って同じく膝立ちになり羽交い絞めにした。
「入れるぞ」
「んっ・・あっ、あぁぁああぁあああんっっ!!」
そのまま腰を突き出し、アドルバートさんに性器を挿入した。
アドルバートさんの正面に立っている俺からは彼のすべてが見えている。
膝立ちで挿入されているために、アドルバートさんは前に腰を突き出すような体勢になっている。
まるで俺に股間を見せつけているかのようだ。
また、羽交い絞めにされているため、胸を反らせる形となり、
鍛えられた筋肉に乗っている乳首が立っている様も強調されてしまっている。
「ああっ、あっ!・・あっ、あぁんっ、そこっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、いいっ、おまんこきもちいいっ・・んやぁんっ!」
ミノーさんがゆるゆると浅く腰を動かし始める。
その度に、アドルバートさんの雄の象徴がブルンブルンと振れ、涎を撒き散らしている。
エロい。
二人の情事を思わず見入ってしまう。
ふと、ミノーさんと目が合うとニヤリと笑うのが見えた。
そしてミノーさんはアドルバートさんを羽交い絞めにしたまま、その目隠しを取り去った。
アドルバートさんは急に明るくなった視界に目を目をしばたたかせる。
明るさに目が慣れると、俺と目が合った。
「え?・・・・え?・・・・ユスタ?・・なんで・・・・・?」
俺の存在に気付いたアドルバートさんは状況が理解できず、唯々困惑しているようだ。
数瞬後に今の自分の姿を思い出したらしく、顔を赤く染めた。
「あ・・ユスタ、みるなっ・・出て行ってくれっ・・」
「そのままで居ろ、目を反らすなよ?」
「ッ・・ミノー!?」
二人に相反することを言われたが、どちらを優先するかは決まっている。
俺はミノーさんに従う。
それに、このまま見ていたいという俺自身の欲望もあった。
「ミノー、はなせっ・・はなっぁぁあああああああああんっッ!!」
情事を止めようとしたのか、拘束から藻掻くアドルバートさん。
それを黙らせるかのようにミノーさんはズパンッと腰を打ち付けた。
「あっ、あっ、あんっ、ダメっ、やめろっ、ミノー、あっあぁんっ、みられてるってっ、んやぁぁああっ」
「見せてんだよ。アディがメスになってる姿をよ」
「あああんっ!みるなっ、ユスタ、あんっ、あんっ、あ、ああっ、あ、はぁああんっ!だめぇっ!」
いつもはキリリと凛々しい眉の眉尻が下がり、真っ赤に染まる顔が征服欲を掻き立てる。
散々嫌がってはいるが、股間を見ると見事に立ち上がっていることから、アドルバートさんも興奮は冷めていないことが分かる。
パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパン
「ああっ、あ、だめだっ、でるっ、やめてくれミノー・・ああんっ!あっ、みるなっ、ユスタッ、たのむ、あっ、あっあっ、みないでくれっ、あんっ、んあぁっ、みるな、あっ、ぁっ、あっ!!!みないでええええええええぇぇぇぇぇぇッッ!!!」
プシャアアァァァァ
アドルバートさんは見るなと叫びながら、盛大に潮を吹き上げた。
潮を吹いている間もミノーさんの動きは止まらず、突き上げられる度に透明な液体を噴射し続けた。
「ミノーッ、でてるっ、でてるからっ、とまってぇ!」
「止まる?何言ってるんだよ。これからだろ?」
「ああんっ!、あっ、あっ、やめっ、お゛ッッ!!!」
今まで女のように甲高い声で叫んでいたアドルバートさんが、突然低い絞り出すような声で呻いた。
どうしたんだ?
「今アディは結腸、男の子宮を突き抜かれたんだよ」
男の子宮?
「ここをこう突き続けると、すぐイキっぱなしになっちまうんだよな」
ズパンッ、ズパンッ、ズパンッ、ズパンッ、ズパンッ、ズパンッ、ズパンッ
「お゛ッ、お゛んっ、ほお゛ッ、おおんッ、おっ、オ゛ッ!、オンっ!」
ミノーさんが突き上げる度に、アドルバートさんは汚い声を上げて体を跳ねさせる。
顔からは涙も鼻水も涎も垂れ流しになり、男前な顔が台無しだ。
あ、白目剥いた。
「オ゛っ、ん゛へっ、まっで、お゛おんっ!、いぐっ!、あ゛〜っ、ん゛おぉ・・・お゛ッッ!!!いっでるっ、ほお゛っ、どまっ、おあ゛っ、どまっでぇっ、お゛ンっ!!イグいぐいぐいぐぅぅぅぅっっ!!!」
アドルバートさんは雄の象徴からは何も出ていないが、どうやら絶頂しているらしい。
けっちょう?を突き上げられる度に腰が痙攣し、喉を反らして仰け反っている。
もう俺に見られていることに対して、気にしている余裕すらなくなっているようだ。
これだけ乱れている姿は、落ち着いた印象のある普段のアドルバートさんからは想像できなかった。
「はへっ・・んい゛ぃ、お゛お゛んっ、じぬぅ・・ほおお゛っ・・も・・ゆるじでぇ・・オン゛っ・・あへぇ・・お゛・・おほお゛っ・・」
ミノーさんの動きは最初と比べてかなり緩慢になった。
しかし、アドルバートさんは絶頂し続けているようで、痙攣が止まない。
ミノーさんがチュポンと音を立てて、性器を引き抜きアドルバートさんを仰向けに横たえた。
「お゛・・・ぉ゛・・・ぉぉ゛・・・・ッ・・・ほぉ゛ぉ゛・・・・」
最早指一本振れられていないというのに、アドルバートさんは絶頂から降りてこられない。
白目を剥いたまま呆けたような顔で、断続的にビクンビクンと身体を痙攣させている。
「可愛いだろ?アディ」
「かわいい、ですか」
これは可愛いというより。
「エロい?」
「っ!?」
考えを当てられて思わず硬直した。
男相手にこんな風に感じるなんて夢にも思わなかった。
「普段真面目な奴がさ」
ミノーさんは話しながらアドルバートさんの下腹部に手を当てた。
「ベッドの上ではド淫乱って興奮するだろ?」
「・・・ッッォ゛ーーーーーーーーーーッ!!!」
そのまま下腹部をグッと圧迫されると、それだけでアドルバートさんは再度絶頂した。
あんなことでイっちゃうんだ。
「ユスタ、今日見たことは他言無用だぞ」
「・・・ンォ゛ーーーーッ!!・・・・ぁ゛ーーーーーーッッ!!!」
元々誰かに話すつもりなどなかったが、ミノーさんの念押しに俺はコクコクと何度も頷いた。
会話の片手間に絶頂させられ続けるアドルバートさんが少し哀れに感じる。
どうやって宿に戻ったのかは覚えていないが。
ずっとアドルバートさんの痴態が頭から離れなかったことは確かだ。
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