60. 調教しながら図書館訪問(チンピラ冒険者-玩具)

今日は調査3日目だ。
元々1週間の予定だったから、今日含めて後5日だな。

日中の予定は決めてある。
リックとレイと一緒に図書館に行く予定だ。

バルドで遊びたい欲求もあるが、玩具でも入れて放置する。
折角自由行動をさせてもらえるんだから、堪能しないとな。
宿に篭りっぱなしは勿体ない。
分身に任せることも考えたが、バレたら困るので辞めておく。

「おはよう、バルド」
「オハヨウ」

相変わらず不機嫌だが、挨拶は返してくれた。
枷は外さないまま朝食を食わせてやる。

「今日は出かけなきゃ行けないから相手出来ないんだ」
「はっ、そりゃ良かった」
「だから、これ入れて留守番しててくれ」
「げっ、何だよそれ」

取り出したのは細身のバイブだ。
バルドの拡張具合を考慮して、チンコよりは若干小さいサイズにしてある。
ツルリとした質感だから、先端さえ入ればあとは楽に奥まで咥え込めるだろう。
込められた魔力を使って振動するが、振動の仕方が何パターンもありランダムで切り替わる為、使用者を飽きさせないようになっている。
今朝俺が作ったものだ。

「・・・・う・・・ん・・・・」

潤滑油をつけてケツに入れると、バンドをつけて抜けないようにした。

「動かすぞ」

ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ
「うおっ・・・なんだ、これ・・・ふぁ・・・あ・・・」

ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ・・・ヴヴヴ・・ヴヴヴ・・ヴィィィィィィ、
「くっ・・・・・・・・はっ・・・ああっ!・・・・んぅぅぅぅぅっ・・・」

弱い振動、断続的な振動、強い振動と次々変化する動きを楽しんでくれているようだ。
このバイブは前立腺を含めて腸壁全体を刺激するように暴れ回るから、俺がいない間にもバルドの開発を進めてくれるだろう。

「じゃあ、俺出かけるから」
「待て!・・アッ・・これ止めろ!抜いていけ!、んんっ・・・く・・・」
「夕方には戻るから楽しんでくれ。クリーンスライムと水と昼飯置いてくから。喉が渇いたり腹が減ったら食べさせてもらえ」
「ううっ・・こんな状態で食えるか!・・・おい!あっ!待てこのクソ野郎!」

引き止めるバルドを無視してカーテンの外に出る。

「リック、レイ、一緒に行こうぜ」


▽▽


「ここが図書館か」

入り口で高い保証金を払って入ってきた図書館は、思ったよりもたくさんの本があった。
この世界にも植物製の紙が普及しているらしい。
きっと過去に地球から来た人が広めたのではないだろうか。

「じゃあ、俺は周辺国について調べてくるから」
「俺は歴史を調べてくる」
「おお、じゃあまた後でな」

俺が調べることは決めている。
勇者についてだ。
異世界から来た人間がここでは勇者と呼ばれ特別な存在になることは知っている。
しかし具体的にどう特別なのか、どんなことをなしたのかは知らない。
だからここで調べておきたい。

目当ての情報が載っている本を探すのに時間がかかったが、何とか勇者の情報を手に入れることができた。
勇者召喚の儀は各国10年に1回程度の周期で行っているらしい。
制限があるわけではないのだが、触媒が高価だったり、術者にリスクがあったりで頻繁にはできないらしい。
それでも成功率は低く、多くは失敗に終わる。
100年前にこの国で行われた勇者召喚の儀も「失敗」だったそうだ。
大体の国は数人程度の勇者を保有しているらしい。

勇者が特別なのは、必ず特別な能力を持って転移するからだそうだ。
例えば「鑑定」だったり「異空間収納」、「魔力極大」、「錬金術」、「時間魔法」珍しいので「カリスマ」なんてのもあるらしい。
戦闘向きとは限らないようだが、戦闘特化の勇者は正に一騎当千だ。
歴史に名を残すものも多い。

「勇者は国に管理される、か」

これは異世界人だとバレるわけにはいかないな。
絶対面倒臭い。
まあ、大丈夫だろう。
この体には鑑定とかの特別なスキルは付与していないし、鑑定で見ても現地人として表示されるように作ってある。
鑑定の能力者にあっても大丈夫なはずだ。

「ミノー」

考え事をしていると、いつのまにかレイが近くに来ていたようだ。

「どうした?レイ」
「周り、誰もいないぜ」

耳元で囁くと、俺にキスをしてきた。
仕方ない奴だな。
抱きしめながらキスを返してやる。

「ん・・・ちゅ・・・・・ぅ・・」

暫くレイとイチャイチャしてると。

「何やってんだよ」

俺たちを見つけたリックに頭をはたかれた。

「出禁になったらどうする」

周りにバレないように、小声で叱って来た。

「そろそろ時間だし、帰るぞ」
「そうだな」
「はいはい」


▽▽


宿の1階で夕食を食べ、バルド用に1人分テイクアウトも用意した。
部屋に戻ると昨日のように分身を出し、俺はバルドの元に向かう。

「あ、コラ!こっち来んな」
「どうした?・・・あ、小便漏らしたのか」

よく見るとベッドがグッショリと濡れていることがわかった。
図星を刺されてバルドがカァと赤くなる。

「気にすんなよそんなこと、仕方ねえだろ拘束されてるんだから。クリーンスライムで綺麗にしてやるよ。便意はないだろ?洗浄の時に奥まで綺麗にしたからな」

スライムにベッドを掃除させているとあることに気づいた。

「お前、ケツでイッたな?」

仰向けになったバルドの腹に、白い精液の痕跡を見つけたのだ。
トコロテンしたのだろう。
バルドが顔を逸らす。

「何だよ、ケツで気持ち良くなんてならないって言ってたのに。イったのか」
「うるせぇ」

最初はそんなに感じる方じゃなかったが、流石に一日中ケツを刺激されたら感じる様にもなるか。

「今夜は楽しめそうだな」

バイブを固定していたバンドを外した。

「・・・んぅ!」

バルドからバイブを抜く。
魔力が切れたのか、振動は既に止まっていた。


▽▽


「はぁっ・・・あっ、やめろっ!・・ぅあっ・・・やめろってぇ!」
「何だよ、昨日より嫌がるじゃないか。そんなに感じるのが嫌か?」
「か、感じてなんか・・はぁっ・・はっ・・・ねぇ!・・あっ!」
「素直に認めろよ」

今日も指で前立腺を責めてやっている。
どう見ても気持ち良くなっているというのに、バルドは認めようとしない。

「ほら、前立腺を捏ねる度に、チンコが跳ねているぞ」
「んんっ・・あっ・・くそ・・はぁっ・・・あっ!・・んっ・・・」

拡張も十分に済んだので、そろそろチンコを入れようと思う。
俺が自分のチンコを露出すると、バルドの顔が青くなった。

「まさか」
「そろそろ入れようと思って」
「やめろ、そんなもん入れんな!・・・はあぁぁああっ!」

制止を無視して入れてやれば、バルドが悲鳴を上げた。
指では散々弄っていたのだが、男に犯されるという事実がまた辛いらしい。

「くっ・・あっ!・・、ぬけ!・・はあっ・・・ああっ・・」
「気持ちいいくせに」
「きもち、よくなんか・・ああっ!・・そこやめろぉっ!・・ふあぁ・・」

前立腺を狙って突いてやれば、バルドは直ぐ反応する。
突き上げるたびにチンコが先走りを吐き出して、腹の上は川の様になっている。

「どうだ、女にされた気分は」
「さいあ、く・・だ・・はっ・・んあぁっ・・・あっ、あっ、あっ」
「ここから出ていくまでに、最高って言える様にしてやるよ」
「はっ・・バカじゃねぇの・・・うぁっ・・そんな・・あっ・・こと言うわけ、く・・ねぇだろ・・はあぁっ!」
「素直じゃないな」

会話をしながらも、バルドのケツを突き続ける。
ケツ初心者のバルドを気遣って、激しいピストンはまだしない。
パチュンパチュンとゆっくり規則正しい動きで前立腺を突き上げる。
しばらくするとバルドが急に慌て出した。

「ま、待て・・あっ・・抜け・・止めろ!」
「はぁ?どうしたんだ急に」

もぞもぞと動いてピストンから逃れようとする。
まあ、俺が腰を掴んでいるから抜け出せないのだが。

「やめろ・・ダメ、だ・・はっ・・・あ・・ぁぁああああぁぁあああっ!!」

全然触っていないバルドのチンコから精液が滴った。
それは通常の噴き出すような射精と異なり、トロトロと漏れ出てくるような射精だった。

「なんだかんだ言ってたけど、やっぱイってんじゃねぇか」
「くっ・・・」

トコロテンした精液を掬って見せつけてやった。
バルドは涙目で顔を赤くした。
可愛いな。

今日はここら辺にするか。


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