59. 調教開始(チンピラ冒険者)

「それで連れ帰って来たわけか」
「はい、だから無理矢理攫って来たわけではなくてですね・・・」

現在、俺は宿の部屋の中で床に正座している。
目の前には仁王立ちしているグレン。
奥のベッドにはギチギチに拘束されて転がされたバルドがいる。
すでに目を覚まし何かを喚いているようだが、ベッド周辺を覆った防音結界(サイレンスフィールド)のおかげで何も聞こえてこない。
あいつを連れて来たことで、俺に誘拐疑惑がかかったのだ。
だから俺は賭けの景品としてもらっただけで、誘拐したわけではないと釈明した。
エドくんからも同じ内容が伝えられる。

「はあ、分かった。相手も納得ずくの賭けだったのなら何もいうことはない、好きにすれば良い」
「良かった。1週間くらい部屋におくけど、カーテンとサイレンスフィールドで区切っておくから気にしないでくれ。食事もトイレも俺が世話するし」
「ペットかよ」

リックのツッコミが入る。

「くれぐれも分身を見られるようなことはするなよ」
「気をつけるよ」

そのためのカーテンだ。
病室みたいにベッドの周りをぐるっと囲んでいるから外の様子はわからないだろう。

俺は分身を出したり夜の準備を終えると、クリーンスライムを連れてバルドのカーテンの中に入って行く。

「おい、こらテメェ!これを外しやがれ!」

同時にサイレンスフィールドの中に入った為に、バルドの罵声が聞こえるようになった。
俺が作った金属製の枷から抜け出そうともがいている。

「やだよ。あんたの身体は俺の戦利品だもん。勝者に何でも一つ差し出す賭け、了承してたろ?」
「だからってこんな・・・」
「俺ももうすぐ忙しくなるし、1週間位でで解放してやるから。逃げようとしても無駄だぞ、捕まえる自信あるからな」
「くそっ」

バルドは諦めたように悪態をついた。

俺はバルドの枷を一旦外して服を脱がせた。
実力差は理解しているのか、バルドも逃げようとはしなかった。
脱がせた体はやはり、戦う男として見事な筋肉だった。

「おい、何だそのスライムは」
「クリーンスライムって言ってな、汚れだけを食べるスライムだ。お前ちゃんと風呂入っているかわからないし」
「失礼な奴だな。ちゃんと体拭いているわ!」

俺はクリーンスライムにバルドを包ませ、表面の汚れを除去させる。

「ん、意外にさっぱりするな」

予想外に心地よかったのかバルドは微妙な顔をした。

「俺のスライムは優秀だからな」
「お前テイマーでもあるんだな」
「まあ、そうだな。スライムだけだけど」

俺はバルドに指示して、両膝を抱えさせる。
そしてクリーンスライムにケツの中を綺麗にさせる。

「ひっ、ケツん中に入って・・」
「ちゃんと中も綺麗にしないとな」

数分後、腸内を洗浄し終えたスライムが出てきた。

「じゃあ、始めるか」

俺はバルドに覆い被さる。

「男に掘られるなんて、最悪だぜ」
「一応聞くけど、男との経験は?」
「あるかよ。そんなシュミねぇし」
「なら、優しくしないとな」

俺はバルドの唇にキスを落とす。

「やめろ、気持ち悪い」
「はは、せっかくだから楽しめば良いのに」
「出来るか」

俺はバルドの乳首を責めながら、チンコを弄る。
1週間で感じるように出来るかな。

「ちっ・・・そんなとこ弄ってどうすんだよ」
バルドは大の字になってされるがままだ。
まだ感じない乳首はそこそこにして、次の段階に移る。
潤滑油をつけた指で、ケツの表面を撫でる。

「痛い思いしたくなかっらた力を抜け」
「・・・っ・・・・ちっ・・・」

俺は肛門括約筋をリラックスさせるようにマッサージを施す。
そして、力が抜けてきたあたりで、指を1本挿入した。

「・・・ぅ・・く・・・・・」

入れた指を抜き差ししながら前立腺と引っ掻く。
まだケツで感じられないバルドは、圧迫感からか苦しげな表情をしている。

「こんなのとして・・何が、楽しいんだよ・・・」

感じもしないケツを弄られて退屈なのだろう。
バルドが話しかけてきた。

「楽しいっていうより、その内ここが指一本で感じられるようになるかと思うと、期待で胸が躍るな」
「はっ・・・なるわけ・・ねぇだろ・・」

そんなことを言っていたのに。
2時間もしつこく前立腺を刺激し続けていたら、態度が変わってきた。

「・・・はっ・・ぁ・・・・く・・・」
「気持ちいか?」
「気持ち良くなんか・・・ねぇ・・変な感じが・・するだけだ」

感じ始めてんじゃねえか。
バルドは慣れない感覚に強く目を瞑り耐えている。

「・・・っ・・・あっ・・・・・ぁ・・・・ふぅ・・・」

荒い呼吸の中に時折漏れる声が快感を示しているというのに、それを認めようとしない。
いや、まだ自分でもケツの感覚が快楽と結びついていないのか。

「・・ん・・・はぁあっ!・・・・・く・・・そ・・・」

戯れに前立腺を強く押し込んでみると、大きな声を上げてくれる。
上げてしまった声に悔しそうにしているのも良いな。


▽▽


この日はひたすら指で前立腺を刺激しながら、ケツの拡張に努めた。
その結果、指が3本入るくらいまで広げることができた。
感じないケツに突っ込んでも楽しくないからな。
開発を優先する予定だ。

「今日はここまでだな」
「無理やり突っ込まれるかと思ってたが」
「そんなことするかよ。優しくするって言っただろ。俺は自分が気持ち良くなるより、相手を感じさせることが好きだからな」

俺は裸のままのバルドに枷をはめる。

「もう寝ろ」

布団をかけてカーテンの外に出る。
サイレンスフィールドの範囲外に出たことで、5人の喘ぎ声が聞こえてきた。
俺の分身たちとよろしくやっているようだ。
何重にも重なる喘ぎ声の中俺は自分のベッドに入った。
とても寝られる状態じゃなかったが、そのうち1人2人と失神していき、やがて部屋の中は静かになった。


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