49.憧れの人が掘られるところを目撃した2

ソファに座らせられた俺は前を見つめる。

「んぅっ!、やぁんっ!、あっ!、あっ!、あんっ!、はぁぁあああんっ!」

ソファに座ったミノーのさらに上に座るようエリックがのせられている。
正面に俺がいる状態で抱かれて恥ずかしいのだろう。
エリックは脚を閉じようとするが、ミノーが膝を掴んで大きく開脚させてしまう。

そのせいで、俺からは尻に挿入されている様子も、エリックの立ち上がった性器もよく見える。
その性器はミノーに体ごと上下に揺さぶられる度、バネのようにブルンブルンと跳ねて先走りを飛ばしている。

「やだぁっ!、はずかしい、あんっ!、あんっ!、やめてぇっ!」

今日の訓練の時間を思い出す。
俺の教えに素直に従い、褒めれば子供のような笑顔で喜んでいた。
そのエリックが今俺に向けるのは赤面した顔と羞恥の視線だ。
あの快活な青年が恥ずかしがって悶える様は酷く扇情的だ。

「グレンも見せたんだからエリックも見せなきゃな」

俺に気を使う必要はないと言いたいが、そういう問題でもないのだろう。
邪魔はしないでおく。

「ああっ、グレン、ああんっ!、みないでぇっ!、あんっ!、あんっ!」

涙目の懇願に少し罪悪感が湧くが、ミノーが視線で目を逸らすなと伝えてくる。
ミノーの上で上下に揺さぶられる度に、甲高い声が漏れる。

「あっ!、おっぱいダメェ、あっ!、あっ!、あっ!、つねらないで、ああんっ!ひっぱんなぁ!」
「おいおい、いつもならここでもっとしてッて言ってくるだろう」
「いまされたら、あんっ!、イっちゃうからぁ、あぁぁぁあああんっ!」
「おうイけ、おっぱいとケツでイけっ」
「あ、あ、あ・・・いっちゃう、いっちゃうぅぅうう!、やだ、ぁぁぁああああぁああああっッ!!」

叫ぶような喘ぎと共に、エリックの性器から白濁がポタポタと漏れ出てきて床を汚した。

「もっとイけるだろ」

ミノーが腰を掴んでより早い速度でエリックを突き上げ始めた。

「あぁぁあああああっ!!、イったばっかだから!、あぁんっ!やめてぇぇぇえええっ!!」

射精直後で刺激が強いのだろう。
開いている脚が段々と内股になってきた。
それに築いたミノーがまた足を広げさせて俺に見せつける。

「んあぁぁぁぁああぁぁあぁああっっ!!!、だめっ!だめぇぇええええええっ!!」

エリックがいくら制止しても、ミノーは突き上げを止めない。
潤滑油が立てるぐちゅぐちゅという音が部屋に響く。

「イくっ!またいっちゃうから、もうゆるしてぇ!、はあああぁぁあんっ!」
「何度でもイけよ」
「いやあああああっ!、いく、いくぅ、みな、みないでぇぇぇえええっ!!」

エリックの腰が痙攣し、性器から透明な汁が吹き出した。
揺さぶられているせいで性器が跳ね、汁が飛び散る。
それは俺の元まで飛んできて羽織っている毛布を濡らした。

「今度は潮吹きか」

ミノーはそう呟いてエリックの膝を持ち上げた

「やああああぁぁああっ!!、ふかいいいいいいっ!」

脚を持ち上げられたことで全体重が挿入部にかかっているのだろう。
エリックが泣き叫んだ。

ミノーはそのまま、エリックをバウンドさせるように強い勢いで抽送を始めた。

「ッッああああああんっっ!!、これ、だめ゛っ!、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っっ」

何も出ていないがまた絶頂を迎えたのだろう。
エリックが全身を震わせた。
ミノーは追い打ちをかけるようにズパンズパンと強い突き上げを続けた。

「ぁぁあああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッッ!!!、まっへ、またいぐ・・あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あぁぁぁ゛あ゛あ゛あ゛ッッ!!!」

連続の絶頂にエリックが白目を剥いた。

「お゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッッ!!!、やめでぇ・・・んお゛お゛ぉ゛ぉ゛お゛お゛お゛お゛ッッ!!・・・お゛お゛お゛ぉ゛お゛ぉ゛お゛お゛お゛お゛お゛ッッ!!!」

突き上げる度にエリックは痙攣する。
遂には尻から性器が抜ける寸前まで体を持ち上げた後、落とすのと同時に突き上げた。

ズバンッ!!
「ーッッがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッッ!!!!!」

エリックは獣のような咆哮と共に絶頂した。
そして

「いやぁ・・・」

全てをさらけ出しながら失禁した。



▽▽


「なんでこんなことをしたんだ」

失禁を見られたのが余程ショックだったのか、毛布にくるまって出てこないエリックを後目に尋ねる。
わざわざお互いに見せつける様にした理由は何なのか。

「面白そうだったからってだけじゃダメ?」
「そうなのか?」
「一応理由はあるけど」
「言ってみろ」
「外に出たらどうせ個室とか無いし、仲間内に見られるのは慣れておいた方がいいと思って」
「そういうことか」

街で宿をとるときなど、パーティは基本的に大部屋になるだろう。
そうしたらお互いに見られながら抱かれることにはなる。
今のうちに慣らしておこうということか。

「羞恥心を煽るような抱き方をしたのは?」
「恥ずかしがる二人が可愛いから」
「まったく・・・」

そういわれると憎み切れないではないか。

まあ、何と言われようとこの男を嫌いになど慣れないと分かっているのだが。
俺たちを奴隷だというくせに惜しみない愛情を注いでくる主人を見つめる。

ただ

「これはエリックの分だ」
「ぎゃん!」

今回のはやりすぎだと拳骨を落とした。


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