40.一人目の犠牲者2-4

「あぁぁああんっ!・・」
「どうした!」

様子がおかしかったリックが立ち上がろうとしたとき、突然甲高い声を上げて崩れ落ちた。

「こ、これ・・止めてぇ・・・」
「は?何がだ?俺何もしてないぞ・・・」
「え?」

ペタンと床に座りながら、止めろと俺に懇願してくるが心当たりがない。

「しりが・・あんっ、いじられてる・・・かき、まわされてるぅ・・・やぁん!」
「ケツが?・・・・あ!」

最近リックのケツに入れたスライムの存在を思い出す。
契約魔術を発動していない以上、それしか原因が思い浮かばない。

俺は体内に入っているため、見えないスライムの様子を感知することに集中する。
すると、リックのケツに詰まったスライムが、その一部を硬化して中でグルグル回っているのが感じ取れた。

おかしいな、俺はそんな指示を出していない筈なのに。

「止まれ」
「あ、あんっ・・・だめ・・はげしくなったぁ・・・」

スライムは俺の指示を無視して、中の動きを速めた。
何度、止めるように言っても止まらない。
リックはその間ずっとアンアン言って感じていた。

ああ、そうか。
スライムを作ったとき、俺の望みを感じ取って動くように作ったんだった。
俺の指示と望みが違っても、望みを優先しているのか。

俺はさっきからやめるように指示は出しているが、リックのエロい姿に興奮している。
リックをもっと感じさせたいという願望を、スライムが読み取っているのだ。

「困ったなぁ」

内心あまり困ってない。

「リック、スライムが指示に従わない。俺が満足するまで動いたら止まるから、それまで我慢してくれ」
「うぅぅ・・だから・・んあっ!・・いやだったんだよぅ・・・ああん・・スライムなんかに・・あっ、やあっ・・イかされるなんてヤダぁ・・」

スライムは魔物としては最弱ともいえる存在で、ゴブリンよりも弱い。
そんな最弱の魔物に良いようにされるのが、元冒険者として悔しいのだろう。
涙が浮かんだ目で首を振る。

そんな目をされると、もっと気持ちよくしたくなるじゃないか。
スライムが俺の願望を読み取ってしまう。

「あっ!うごきがっ・・あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あっ!いあぁん!!」

案の定、スライムは体内から、まるでチンコにピストンされているかのような刺激をリックのケツに与えだした。
リックはたまらず喘ぎ声を漏らす。
もうこうなったら仕方ない。
リックが最弱魔物のスライムに犯されているのを、満足するまで眺めていよう。
興奮が収まるまで離れている、という選択肢は最初から無い。

それにしても、ケツをピストンされているのはいいが、狙いがめちゃくちゃだな。
ただ出し入れしているだけって感じだ。

突然ピストンが止んだ。

「え?・・・・ッぁぁぁぁああぁぁああ!!!」

スライムがリックの前立腺のみをピンポイントで刺激しだした。
まるで指先でトントンと叩いているかのようだ。
それは先ほどまでの荒々しい抜き差しに比べ、あまりにも弱い責めではあるが、性の弱点を的確に連打されリックは我慢できずに叫びだした。

「やめてぇぇ!!でちゃう・・ぁあぁあぁああッッ!!!」

リックは耐え切れずに潮を吹いた。
着衣は修業時のまま変わっていないため、冒険者としての装備を着ている。
丈夫な布でできたズボンの股間部分の色が変わり、ぐっしょりと濡れていることが見て取れる。

そうしている間にもスライムの責めは変化した。

「ああぁぁああ!!いやああぁぁぁぁあぁあぁッ!!!」

スライムはリックの前立腺を吸い付くように刺激した。
今まで感じたことのない刺激にリックはのたうち回る。
これはスライムならではの責め方だろうなと俺は冷静に考えた。

感情の伴わないスライムの機械的な責めに終わりはない。
堅い地面の上を暴れまわるリックを見て、このままでは痛そうだと考えた。

「リック、床じゃ痛いだろ。ベッドへ行こう」

俺はリックをなだめつつ、ベッドへ歩かせるべく体を起こさせる。
肩を借りて、リックは何とか立ち上がろうとした。

「っやああぁぁっ、やめてぇぇぇぇぇぇえええ!!」

スライムがボール状になり、リックの胎内を跳ねまわったのが感じ取れた。
リックはたまらず膝をつきそのまま四つん這いとなる。
その手足はガクガクと震え、力が入らないようだ。

ふと見るとリックが失禁していることに気付いた。
足元の水たまりには、透明な潮だけでなく黄色い液体が流れてきている。

スライムに失禁までさせられ、リックは顔を赤く染めあげている。

これはとても自力では歩けないと考え、俺が抱えていくことにした。

「ダメっ・・きたないから・・・」
「だいじょぶだって」

リックをお姫様抱っこで抱え上げる。
自分が漏らしたことを気にして嫌がるが、俺は全く気にしない。
触るどころか直接かけられたこともあるぞ。

筋肉のついた体は結構重いが、俺も鍛えているため、何とか落とすという無様な真似は晒さなくて済みそうだ。

「ああぁあ・・だめ・・あんっ!!また、でるぅぅぅうう!!」

もう出ているのが潮なのか小便なのか分からないが、また何らかの液体を吐出し地面に滴るくらいズボンが湿っている。

「あっ、あっ・・だめ、あぁん!!あんっあんっ、あっ、ひあっ、うっ、ぅあっ・・あぁぁあん!!!」

移動中もスライムによる責めは続き、リックはアンアン言い続けていた。



元が広い部屋の中心にいたため、寝室のベッドにつくまで少し時間がかかってしまった。

「あっ、あ゛っ、きもち・・ああん!!あへぇ・・んッ!!・・もっとぉ・・」

ベッドにそっとおろしてやったリックは、視線があっちこっちに向いて正気を失いかけていた。
下品に足を開いて、何もない空中に向かって腰を振っている。

ベッドの上では怪我を恐れる心配はないと思い、リックの服を脱がした。
すると、ケツの穴から僅かにはみ出るスライムを見つけた。
それは確かに蠢いていて、リックを攻めていることが分かる。

ふと、セックスするときは俺の指示と願望が一致するから、スライムを自由に操れるのではないかと気づいた。
俺はスライムに変化して欲しい形を思い浮かべる。

スライムは俺の願望を読み取り、リックのケツの中でアナルビーズの形状に変化した。
しかも御丁寧に、ケツからは取っ手となる輪っかが出ている状態だ。

「リック・・・リック!・・」
「あっ・・・あ?・・みのー・・」

リックに呼びかけて、意識を取り戻させる。
その視線が確かに俺をとらえた。
俺はアナルビーズ状に変化したスライムの取っ手に手をかける。

「抜くぞ」
「ありがと・・あ?・・ッッッああぁぁあぁああああああああぁぁあ!!!!」

スライムを一気に引き抜くと、ブポポポッという音とともに、思いの他に長い球の連なりが現れた。
リックは全身を突き抜ける強すぎる快感に、折角戻していた理性を手放した。
目がグルンと裏返り、腰から下が痙攣する。

「あ・・あへぇ・・もっとぉ・・・」

スライムが抜け切ったにもかかわらず、痙攣を続ける体で今の刺激をもう一度とせがむ。
俺はその願いに応えることにした。

「あっ・・はあんッ・・やっ・・アんっ・・ひあっ・・ああんっ・・」

紐で繋がった球をケツに押し込んでやれば、その度にリックは女のような喘ぎ声を出す。
全ての球が入り、取っ手を掴む。

「ーーーッッあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛あ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛!!!」

スライムをまた引き抜いてやれば、衝撃で全身が痙攣した。
喘ぎ声がどんどん汚くなっていく。

「お゛っ・・あ゛ッ・・お゛んっ・・お゛っ・・お゛お゛ん゛」

入れた。

「ーーーッッお゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛お゛っっぉ゛ぉ゛お゛お゛ぉ゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!!」

抜いた。

「あ゛ッ・・ッ・・・ッ・・・っっ・・・−−ッ・・・」

入れた。
声すら出なくなり、ただ球を入れると震える玩具のようだ。

「ッッっっッーーーーーーーーーーーーーー」

抜いた。
リックの身体がベッドから一瞬跳ね上がった。
ボスリとベッドに落ちた体は、何もしなくとも暫く痙攣していたが、そのうちグッタリと動かなくなり失神したことが分かった。


▽▽


それからも時々スライムプレイをするようになった。
リックよりも俺が気に入ったからだ。
もちろん、スライムは改良している。
願望ではなく、ちゃんと指示に従うスライムを開発した。
おかげで俺の指示のもと、よりリックを気持ちよくできるようになった。

リックは最弱の魔物に責められイかされまくっている。

「お゛お゛ん゛・・そこダメッ!!・・あ゛っ、あ゛っあ゛っ・・・お゛ん゛ッ!!!・・あ゛・・あ゛へぇ・・お゛・・はあ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!」



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