33.三人目の犠牲者2-1 (彼女持ち冒険者編ー羞恥、NTR)

牢獄のような部屋で目を覚ます。
囚われてから一体何ヶ月たったのだろうか。
ここに来てから、あのミノーと名乗る男に毎日尻を犯されている。

何が楽しいのか、ミノーはまるで女を抱くように優しく俺を抱いている。
女扱いされて悔しいと感じているはずなのに、身体はそれこそ女のように反応してしまう。
男のくせにミノーの性器を尻に突っ込まれただけで、潮まで吹いてしまうのだ。
俺は男だからこんなことやめろ、と言いたいのに、こんな体では堂々と主張できないと思ってしまうことが悔しい。

さらにミノーは趣味が悪いことに、俺の恋人であるティアの前でも俺を犯す。
時折思い出したようにティアのいる檻の前に俺を連れて行き、見せつけるように犯すのだ。
その時は普段の優しい抱き方ではなく、無理矢理快感を引き出すように激しく犯される。

まるでお前は女と付き合うなんて相応しくない、お前自身が女なんだと示されているように感じる。
俺は情けないことに、恋人の前だというのに男に犯され、潮を吹き、尻だけで絶頂を繰り返す。
そして最後は、あまりの快感に理性を失い自分から求めてしまっている。

▽▽

またティアのいる檻の前でミノーに犯されている。

「あっ、あんっ、あんっ、ぁああんっ、ぁんっ!」

ミノーは俺に背後から挿入した状態で、膝を抱え持ち上げている。
俺の体重を支えることになり重くないのかと思うが、何でもない事かのようにそのまま腰を突き上げてくる。

俺はというと全体重が結合部に掛かり、ミノーの性器が奥の奥まで侵入してくるため、快感を示すように出る声を抑えられない。
俺の性器も限界まで立ち上がり、時折白く濁った液体を勢いなく吐き出している。

「あぁぁああんっ、やめてっ、はずかしっ、みな、でぇっ」

自分のすべてを恋人にさらけ出す体勢を取らされ、俺の中に羞恥心が込み上げる。
何とか立ち上がっている性器を隠そうと両手を重ね前に垂らす。
しかし、揺さぶられるために上下にずれてしまい、ティアからは丸見えとなってしまっている。

「いやだっ、あんっ、やめてぇ・・出てしまうぅ・・はァん!!」

やめてくれ、このままだとまた出てしまう。
恋人の前で女の様に潮を吹いてしまう。
せめてティアに見せないように脚を閉じようとするが、ミノーに掴まれた膝を開かれた。
そのせいで、却って最初よりも足を開いた状態にされてしまった。

「出せばいいじゃん」
「あっあん!あんあんあん、だめぇ!!でるっでるぅ・・見ないでっ、みないでぇぇぇぇえ!!」

それがどうしたとばかりにミノーが突き上げの速度を上げてきた。
それにより下腹部にたまる快感が爆発し、とうとう抑えきれなくなる。
パチュパチュと潤滑油が垂れた尻と腰がぶつかる音が響く。

「あっあっあっ!!いやっ、でるぅっ!いやぁぁぁぁぁああぁあっ」

俺は勢いよく潮を吹き上げた。
吹いた潮はティアの足元まで飛んでいた。
情けない。俺は恋人の前で女にされているのだ。

「んあぁ!!まってっ、まだだめぇ!」

感傷に浸る間もなく、ミノーは突き上げを続けてきた。
潮を吹くほどの快感の波は未だ引いていないにもかかわらず、尻への刺激は止むことはない。

「まってって・・やめてぇ、いっちゃうからぁ!!」
「だからいけって。犯されて女イキするところを見てもらえよ。ケツイキ得意だろ」
「だめぇ・・・いっくぅ、ァぁぁああああぁアアあっっ!!!!」

尻の快感の爆発が全身に広がり、腰が震える。
目は開いているはずなのに視界が真っ白に染まり、何も考えられなくなる。

「見てもらえたなぁ、ケツイキしてるとこ。」

嫌だ、見られたくない。
そう願うのに、体は裏切りまた新たな絶頂へと昇っていく。

「うぅ、あっ・・あんっ・・ああ・あ、っあああああぁぁぁぁあぁ!!!」

頭の中を閃光が走る。思考がまとまらなくなり、今まで何を思っていたのかもわからなくなってくる。
ダメだ、何も考えられない。

「もっと見てもらおうな」
「いやぁ・・・」

いやだ。またイク。

・・・・・なにがいやなんだっけ、こんなにきもちいいのに。

「あ・・あへぇ・・・あはっ・・あぁあぁあん・・あへっ」

はずかしいからだ。
ーーーこんなにきもちいいのにいやなのか?
はずかしいほうがきもちよくなっているのに?

「・・・もっとぉ」
「堕ちたか」

きもちい。もっとしてほしい。
もっともみてほしい。はずかしいのがきもちいい。

「あはっ・・あんっ・・ぁぁあぁん!・・もっと!もっとしてぇ・・おれの、こと・・みてぇ・・あ゛っ・・・はずかしい・・ところぉ・・あっあっあ!!!みてぇ・・あああぁぁぁああぁあああん!!!」

理性をなくした俺は、いつの間にか自分から犯されることを求めるようになっていた。


▽▽

きっかけは特にない。
何か決定的なものがあるわけでもない。

ふと疑問を持った、あれは本当にティアなのか、と。
見た目は間違いなくティアなのに、なぜそんな疑問を持ったのか自分でもわからない。
しかし、疑いだすと言葉にできない違和感が止まない。
それはもはや確信と言えるほどだった。

ミノーを問い詰めることはしなかった。
ーーーもし、彼女が偽物だとしたら、本物のティアはどうしたのだろう。
その疑問の答えを知るのが恐ろしかった。
ミノーに疑問を投げかけて、その結果ティアが死んでるという答えが返ってきたらどうしよう。
そんな考えが止まらなかった。

▽▽

今日も、ティアの前で犯されている。
檻に向かって膝立ちしている俺を、ミノーが後ろから羽交い絞めにしながら犯している。

「あんっ・・いや・・このかっこ、やめてぇ!」

腕が拘束されるため。何一つ隠すこともできず、ティアに見られている。
ミノーが腰を振る度に、俺の腰も前に押し出される。
まるで、自分の性器をティアに向かって突き出して、見せつけるような姿勢となってしまっている。

性器は見事に立ち上がり、犯されて感じていることが丸わかりだ。
腰を打ちつけられるたび、その振動で性器がブルンブルンを上下に振り回されることが、よけいに俺の羞恥を煽る。

「あっ・・はぁん!・・で、るぅ・・あぁぁああぁ!!」

早くも潮を吹いてしまった。
潮は振り回される性器のせいで、あっちこっちに飛び散っている。
目の前の檻にいるティアにもかかってしまっている。

恋人に潮をかけてしまうなんて。
やめてくれ、見ないでくれ。自分の中でさらに激しい羞恥心が募っていく。

違う、あれは偽物だ。そう、自分に言い聞かせる。
彼女を見ると、そこには自分の恋人にしか見えない女性が悲しげな顔をしていた。
やめてくれ、そんな目で見るな、こんな俺を見ないでくれ。

偽物だとわかっているのに、恥ずかしいと思う気持ちを抑えられない。



[ 33/107 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -