26.二人目の犠牲者2-5


夜、自分の寝室に籠っているが、実はこの体は眠る必要がない。
ただじっと時間が過ぎるのを待つだけだ。

俺はダンジョンコアとしてこのダンジョンを管理している為、
ダンジョン内で起きている出来事はすべて把握できる。

だからグレンがあまり眠れていない事も知っていた。

環境が急に変わったストレスとか、ゴブリンに輪姦されていたトラウマとか精神的な理由だと思っていた。

しかし今日辛そうな顔でオナニーを始めたのを感じて、
間違っていた事に気付いた。
溜まっていたのか?

さっきからチンコ扱いているのにイかないな。
そんなに遅漏じゃなかったはずなんだけど。


そのままずっと様子を見ていた。

チンコだけじゃイケなくなっていたのか、今度はケツを弄り始めた。
しかし、それでもイク様子はない。

おそらく散々ゴブリンに輪姦された身体は、
一人では満足できなくなってしまったんだろう。

時間が解決してくれるだろうか。
何とかしてやりたいとは思うが、俺から手を出すわけにはいかない。

そうやっていろいろ考えているとき、
グレンの呟きが俺の耳に届いた。

「・・・ふっ・・・・・ミノー・・・」

・・・オナニー中に名前呼ぶってどういうことだよ。
こっちは手を出すの我慢してるってのに。

俺はわずかな時間も惜しくて、グレンの寝室に転移した。

「そこで俺の名前を呼ぶってなんだよ」

グレンは疲れた顔で見上げてきた。

「すまない・・ミノー、体が辛いんだ・・・俺を、犯してくれ・・俺はお前の性奴隷だったのだろう・・また、使ってくれ・・」

恥ずかしそうにしながら頼んできた。
グレンにここまで言わせてしまうとは。

こいつの身体をこんな風にした責任を取らなくては。

「分かった」

ゴブリンのことを思い出すと怖がらせてしまうかもしれないから、
出来るだけ優しくしよう。





俺はグレンの服を脱がせベッドに仰向けに横たわらせた。

恐怖を感じているのか緊張している顔にキスをした。

「大丈夫だ、怖がらなくていい」

キスをしながら鍛え上げられた胸を揉み、乳首を弄る。
グレンは擽ったそうに身を捩った。

「・・・はっ・・・そんなとこ・・なんで」

「今はくすぐったいかもしれないけど、そのうち感じるようになるよ」

次は乳首を吸いながら、全身を撫でまわし、最後にチンコに触れた。
温めたローションで濡らし、強すぎないようにやわやわとした刺激を与える。

「・・・ん・・・ぁ・・・あ・・・」

時折ピクリと反応しながら息を荒くするグレンには、
もどかしさは感じるが緊張は最早無さそうだ。
強い刺激がほしいのか、その手は胸の位置にある俺の頭を弱く抱きしめている。

緊張が解けたため、次の段階に進むことにする。

チンコの奥、ケツの穴へと手を伸ばす。

ヌプ

「・・ん・・うあっ・・・おッ・・ハァ・・・」

さっきまで弄られていたそこは、何の抵抗もなく指を呑み込んだ。
それどころか、入れた指を引き込むように蠕動している。

ここはゴブリンに犯されていた時と変わらないんだな。

刺激が強くならないようにするため、
前立腺に触れないようにグルリと腸内を指で撫でまわす。

「・・うぉお!・・・あっ・・・・ぅぅう・・・・ぁん!・・」

たったこれだけの事で快感を得てしまうらしい。
俺は指を増やし、抜き差しを続けた。

ニュプ、、ニュプ、、ニュプ、、ニュプ

「・・・はっ・・うあ、・・・くっ・・うおぉっ・・はぁ・・ぉお!・・」

精悍な顔は目を瞑り、切なげに眉根を寄せている。
逞しい体は刺激をするたびにビクンと跳ね、腹筋が綺麗に割れた胴をくねらせる。

快感に悶えながらもその姿はあくまで男らしく、壮絶な色気を振りまいている。

昼間、あれ程強く格好良かったグレン。
昼と夜のギャップが余計に俺の興奮を煽る。



もう十分に穴がほぐれた事を確認して挿入の準備をする。

「グレン、入れるぞ・・・」

「ああ、来てくれ」

俺のチンコを穴にあてがうと、ゆっくりと進めていく。

グヌヌヌヌヌ

「・・ん、はぁ・・きた・・ぉぉ・あっ・・・・うおおっ・・」

チンコが根元まで入った。
喘ぐグレンにもっと乱れさせたいという欲求が煽られる。
でもこれはあくまで相手を満足させるための行為なんだと自分に言い聞かせる。

一人じゃ発散できないグレンのために優しく穏やかに抱いて、
イカせるように気を付けないと。

抜き差しを始める。

ヌプ、ヌプ、ヌプ、ヌプ、ヌプ

「あ・・おぅ・・きもちいい・・うおぉっ・・おっ、くっ、んあっ・・ふっ・・うぁん!・・」

少しずつとスピードを上げていく。
決して急がずに、ゆっくりと快感で押し上げていくように。

ヌプヌプヌプヌプヌプヌプヌプヌプ

「おおっ・ハッ・・あ、ぁ・・おぅ・ハァンっ・・おぁあっ・ああ!」

そろそろ良いかと、腰の動きとともにグレンのチンコを扱いてやる。
すると、快感に追い詰められたグレンはすぐに限界を迎えた。

ヌプヌプヌプヌプヌプ、グチュグチュグチュグチュ

「ハッ、アっ・・ミノー・ぉああっ・・ダメだ、でる・う・・ぉ、ぁああああああ!」

グレンは震えながら立派なチンコから、溜まっていた精子を吐き出した。
俺はチンコを抜いてグレンの頭を撫でた。

「満足できたか?」

覆いかぶさっていた姿勢から起き上がろうとしたら、肩を掴まれ引き留められた。

「うぉっ。どうした?」

訪ねた俺に、グレンは顔を赤くしながら答えた。

「・・あ・・・その・・・足りないんだ・・・」

「え、もう一回?」

恥ずかしくてまっすぐに此方を見られないのか、
その目は伏せられている。

「ちがう、回数じゃない・・・もっと・・気持ち良くしてくれ・・・優しくしないで良い、狂うくらい・・良くしてくれ・・俺が嫌だって言ってもやめないでくれ・・・」

グレンの訴えに俺は雷に打たれたような衝撃を受けた。

なんということだ。
あの日々はこの逞しい男をこれ程までいやらしい身体に変えてしまったのか。
こうなったら、言われた通り嫌っていうほど気持ち良くしてやらなくては。




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