携帯メール

君に出会っていろいろ変わった。
君と出会わなければずっと一人だったのかもしれない。


携帯メール


最近真帝国学園で携帯騒動があった。
騒動と言っても、
単に部員の携帯チェックなのだが。
「不動、お前のも見せろよ!」
「うるせぇな!」
佐久間に言われ自分の携帯を渡す。
「…」
「ん?…砂木沼とメールしてるんだ。」
「あぁ、それなら俺が紹介したんだ。」
源田の発言に納得してにんまりとしながら携帯を返す。
「いいだろ、俺が誰とメールしようと別に、」
「そうだな。」


そんな事があった日から砂木沼がどんなやつと繋がりがあるのか気になり始めた。
別に付き合っているわけではない。
好きな訳でももちろんないが、気になる。

偶然なのか、運命のいたずらなのかちょうど砂木沼と会う約束をしていた。
携帯を見せてもらおうと意気込んだら何となくドキドキしてきた気がする。
そうこうしているうちに、家のチャイムがなる。
「噂をすればってやつか…」

玄関を開けて部屋に招き入れる。
お茶とお菓子を持って自室に入る。
「なぁ…」
「なんだ?」
黒い髪を揺らしながら不動に向く。
「あのさ、よ、良かったら…携帯、携帯を」
「携帯をなんだ?」
「携帯を見せて、くれないか?」
「?…携帯?あぁ。」
そう言うと、不思議そうに携帯をポケットの中から取り出して不動に渡す。
「メールとか見ても良いか?」
「あぁ。」
「…良いのか!?」
「あぁ、お前が言ったんだろ?」
「そ、そうだけど…///」
何照れてるんだ、俺!と心の中で思いつつ見ると
源田や緑川とのメールが圧倒的に多かった。
少しイラッとしたので内容を確認すると恋愛相談のようだ。
ちょうど見たメールには不動の好きなものは何かを問う内容のものがあった。
どういう意味か、と考えていたら
後ろから声がかかる。
「どうして携帯なんだ?」
「お、俺はお前のことが好きなんだよ!だから…全部知りたいって言うか…その///」
知らないうちに好きになってしまっていたようだ。
自分の気持ちに気づかないほど鈍感だったようで少し悔しい。
「そうか。…不動の携帯も私に見せてくれないか?」
「?」
ポカーンとしていると
「私だけでは不公平だろう。」
そう言って後ろから抱き締められる。
これが答えか、彼らしい答え方だと思った。




あとがきー!
不砂?いや、砂不かな?
なんかあれだね!ドマイナーwww←
あんね、最終的にあきおちゃんが告ってでも、おさーむさまが気づかないって設定もありかもしれないって思ってました(^-^ゞw
このCPにハマったのは偶然なんです。
ふと、この2人源田で繋がりーよしてる!むしろメールしてれば良い!いや、私がメールしたいって思ったらハマってた(笑)


ここまで読んでくれてありがとうございました!!

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