満天の星空

「おい、大夢!見ろよ!今日満月だぜ!」

 満天の星空

彼と居ると楽しい。 
いつだってそう。でも、気をつかなきゃいけないことがある。
「あ、バーン様。いいですよ。」
「バーンじゃねーだろ!」
そう、呼び方だ。 エイリア学園なんて関係なくバーン様は俺の事を大夢と呼ぶ。
できる前も、そのあともかわらず。
「すみません、南雲さん。」
「名前で良いって言ってるだろ?」
「晴矢…さん。」
名前を呼ばれて心なしか嬉しそうに見える。
彼が嬉しいと俺も嬉しい。
「そうだ、大夢!外に行こうぜ?星、見ないか?」
グラン様が言いそうだな、なんて思ったら笑えた。
「な、なにが可笑しいんだよ?!」
そう言って、少し赤くなった晴矢さんが可愛くて、
「いえ、ちょっとグラン様が言いそうだな、って思って。」
「ふうん。お前の笑った所久しぶりに見たぜ!」
ニヤリと口元をゆがませて笑らわれる。
「そうですか?」
「あぁ、いこうぜ!」
「はい。」

外に出て空を見上げるとたくさん輝く星といつにもまして綺麗なお月様。
「綺麗ですね。」
「あぁ、お前の目みたいに綺麗だな。」
どこから覚えてきたのだろうか?
デザーム様あたりなら、女性を口説くときに使いそうな気がするが…
今日のバーン様は彼らしくない気がする。
「晴矢さん?今日どうしたんですか?変なものでも食べました?」
そう尋ねると、別に。と顔をそらされる。
「?」
「あのよ、お、お前は俺の事どう思ってんだよ?」
「え?」
それは突然だった。 どう思っている?ってどういう意味なのだろう?
「だから、お前は…俺の事、好き、か?」
あぁ、そう言う事か。
「好きですよ。」
顔に出さずそう答えると、少しだけ頬を赤らめてそうか。と呟く。
「お、俺もお前の事好きだぜ!大夢!」
「ありがとうございます。…嬉しいです。」
「本当に嬉しいのか?」
「はい。」
そっか!そう言って太陽のような笑顔を見せる。表情がころころ変わる人だ。
「あ、流れ星!」
そう言うと、手を合わせて何かをお願いしている、バーン様。
「何を、お願いしたんですか?」
「お前と…大夢とずっと一緒に居られますように!ってな!」
そう言って笑いかけられる。

俺もこの人とずっと一緒に居たい。そう思ったのは内緒にしておこう。






→あとがきッ!
これはあれだ!建物の明かりで顔がもろ見えてるパターンの方だw
やっぱり、小説書くの久しぶりだからまとまって無いなー><;
残念です!!!
よし、練習しよう!
バンディアはやれえっぇぇえええー!!!
きっと、雷門ではダークエンペラーズ風丸さんと戦ってるあたりじゃないかなー?
なぁんて!
ここまで読んでくださってありがとうございましたッッ!


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