ピピリ・スコルピア(Pipiri=Scorpia)


「最高にキモチイイとこ、連れてってあげるよ」

"愛は呪い"
"嘘と裏切り"
"子供の悪知恵"
"魔女の愛息子"

*画像


・基本設定

 男性/18歳/身長168cm/体重42kg 11月22日生まれ、さそり座のA型

・容姿特徴
  
 自毛は色素の薄い、まだらな金髪。
 片目が隠れるアシンメトリーヘアが、魔法で真っ赤に染まっている。
 光を通さない、真っ黒な瞳の三白眼が特徴的。
 人形のような青白い肌、骨が目立つ華奢な体躯であり、不健康な印象。

・性格特徴  
  
 純粋で狡猾。嘘をつくことが好き。
 基本的には真面目で人懐っこい性格だが、
 神経質で意固地になることがあり、少々キレやすい。
 気分屋で飽き症、刺激的なことが好き。
 反面、興味のないことには極度にドライであったり、
 穏やかさとの二面性が激しいため、行動が読めないところがある。

・趣味嗜好
 
 読書、服飾・ヘアメイク、油絵、ヴァイオリンとピアノが趣味。
 極度の辛党であり、甘いものは苦手。
 例外として、チョコレートとアップルパイ、ロリポップは好き。
 飲み物は炭酸飲料、特にジンジャーエールが好き。
 性的な行いや言動について自制をしない。重度のマゾヒストなため特殊なプレイも好む。
     
<出生や生い立ち>

*これ以前のレサトとの共通の生い立ち

目が覚めたのは16歳を迎える時で、彼はそれ以前の記憶を失っていた。
親の顔をしらないみなしごである彼は、夢幻の魔女カルラによって、
双子の姉レファとともに、白薔薇の庭へ迎えられた。
その後、イーラの旧都市保護地区の裏路地、"求める人"の前にだけひっそりと現れる、
彼女の経営する不思議な雑貨屋「トワエモア」で住み込みで働くようになる。

ある日彼のもとに、神獣を信仰する宗教である楽園教から、展覧会の誘いの便りが入る。
絵画は自分も描くことがあったし、興味がわいた彼は同封されたチケットを持って、会場へと足を運んだ。
そして彼は、美しい宗教画の数々のうちのひとつ、「楽園崩壊」を描いた絵画に目を奪われる。
楽園の崩壊を招いた、真っ赤に熟れた"願いの林檎"、
そしてそれを楽園の人々に与えた"魔術師"の存在は、解説の中で悪として扱われていた。
しかし彼の心の中には何故か、その存在が強く印象に残っていた。

帰路につこうとしたとき、楽園教の関係者のひとりが彼をひきとめた。
自分は教師だ、学校に通っていないのなら、楽園教の学校へ来て勉強をしないか、と。
お金がかかるからと彼は一度断ったが、学費は負担すると教師は言った。
彼はそれを怪しんだが、勉強をしたい気持ちはあり、
負担額は後に自分の稼ぎで返済することを条件として、その誘いを飲んだ。

勉学に対しては極めてまじめで勤勉であったため、
楽園教の学校で彼は優等生("いいこちゃん")と呼ばれるようになる。
その呼び名には多少不満はあったが、努力して結果が得られることに喜びを感じていたし、
同年代の友人がいくらかできたこともあり、学校生活は楽しく、充実していた。

気になることと言えば、時折見る悪夢ぐらいだった。
体中を蜘蛛が這う感覚と、魔女のような黒い髪の女性の生暖かい肌の感触、"ありがとう"という言葉。
なぜかその言葉を聞くとひどく胸が痛み、息が苦しくなった。

やがて彼はその悪夢に隠された真実を、
「悪魔の心」レサトの記憶とともに取り戻すことになる。……けれど、それはまだ先の話。

白薔薇の香る庭で、夢幻の魔女が歌う子守唄を聞きながら、
彼は未だ何も知らずに、揺り籠で眠るばかりだ。

<内面考察>

おしゃべりなお調子者、気遣い屋のムードメーカー、
真面目な優等生、神経質で気分屋、刺激を求める快楽主義者、
そして"愛の本質を問い、人が愛し愛されることを望む人"という、様々な側面を持つ多面的な人物。

"愛は呪い"だと彼は言う。
"人が人を好きになることは避けられない"ということに絶望した結果、彼が出した答えだ。
与えられればそれ以外に、飲み込むことすらできなくなることを、
誰かを特別とすること、それを相手に願うことの重みを身をもって知ってしまった。
それを求めずにいられないことも痛いほどわかっていて、
もしこれを願う人がほかにもいるなら、できるだけ「痛みのない手段」で与えたい。

そういった願望から、人間関係における"輪"を重要なものとして扱い、
その場において自制のできない人間や、自分の感情を表に出す(あるいは優先する)ことを嫌う。
彼は「人が愛し愛されること」を常に願う。それがたとえ、嘘や錯覚であったとしても、
人と人が互いに愛を受け・与えていることを知覚し、孤独から逃れ心を満たし、
ぬくもりに触れることを"良し"とする、ある意味でのエゴイスト。
彼が多面的な顔を持つのも、恐らくはその"輪"を保つために必要な手段なのかもしれない。

愛は呪い。逃れられないのなら、せめて少しでも痛みのないように。

<本質とトラウマ>

"愛の本質を問い、人が愛し愛されることを望む人"
"嘘も方便(嘘を吐かなければ、愛は得られない)"
"自分の感情を殺し、相手に奉仕する"
"愛情に対する依存と不信"

 幼少期に、母親から「夫の代わり」として愛されたこと、
 それを羨やんだ姉からの、長期にわたる精神的な虐待と依存が起因している。
 またその体験により、重度の女性不信を抱えている。

・モチーフやイメージアイテム

赤い蠍、喉が焼けるような"甘い毒"

チェリーレッド(色言葉:現実主義・感性・情熱)
ダリア(花言葉:華麗、優雅、気品、威厳、移り気、裏切り、不安定)
スピネル(石言葉:超新星、絶対勝利、成功、積極性、情熱、カリスマ性)

タロットの魔術師
(正位置:起源、可能性、機会、才能、チャンス、感覚、創造)
(逆位置:混迷、無気力、スランプ、裏切り、空回り、消極性)

※名前の由来
蠍座の毒針の星Lesathについての民話に登場するきょうだいの片方の名前

アンハッピーリフレイン 歌ってみた【ゆりん】 "逆さまのガール、おとなのせかい"
ケッペキショウ 歌ってみた ver.Sou "やっぱ、そんなもんじゃんか"


「他人のために生きようなんてバカなこと考える奴、本当にいるの?」

「別に。みんないろいろあって、当然だよな、ってだけ」

「いつかわかりあえるって、お互いに
 "勘違い"しなくちゃ、……オレたちは、いつまでもひとりぼっちなんだ」



▼人物関係

レサト:もう一つの人格
・レファ・スコルピア:姉
・カモミール・パコ:一人目の恋人
・キーウェ(星宵の魔術師):創造主、父親
・ヘル(夜闇の魔女):母親

・カルラ(夢幻の魔女):名付け親、店主
・ハインツ・バルヒェット:仕事仲間、のちの義兄
・ヘイゼル・バルヒェット:二人目の恋人、のちの妻
・レオンハルド:ヘイゼルとの間の息子

▼他作品・派生・パロディ

・ピピリ/双尾亜未(リビングデッドメモリーズ!)
・双尾亜未(夕焼けブランコ)
・亜未(七罪地獄学園)
・アミ(GOD 天帝の墓)
・ピピリ・スコルピア(ジェットランドフレンズ)
・ピピリ・スコルピア(バンドパロ)
・Ami(アイドルパロ)
・フレデリック・アルル(役者パロ)

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