▼強気妻さんはご兄弟から見ても強気

「わたしとしてはお義母さまを見習ってこの子にすぐにでも兄弟を増やしてあげたいのだけれど、残念ながらわたしの体はそこまで丈夫じゃないと思いますし、まずはこの子に手を掛けてあげたいんですけどもしかしてオーブン様のわたしへの愛情はこの子が大きくなるまで続かない感じですか?」
「お…!そんなことは…!いやちがう!おまえはすぐそうやって問題をすり替える!もちろんおれは生涯おまえを愛し続けると誓うが、だからといってそれとこれとは」
「よかったです。じゃあ早速計画をば」
「だから〜…!」

「いやァ、オーブンがこんなに尻に敷かれるタイプだとはなァ」
「結婚式のときはそんなに気の強い女には見えなかったがな」
「子どもくらいいくらでも作ってやれよ」
「バカ!あんなか細いか弱い体にそんな無理が強いれるかアイタッ」
「まだ言うか!」

「あー不甲斐ねえやつ、おれだったらあんなに気は遣わないが…どうした?カタクリ」
「…いや」

▼三男の発言がフラグでしかない件

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ろぐぼ募集してみよう企画そのB
『がうがう奥さまと三つ子の話』。


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