木の葉vs砂vs星vs暁(キリリク)

 
平和な日、だった。

が、其れは糸も簡単に砕け散る…。



何時もの2人の登場によって…。

「鳴門ー!」

「…」

そう、我愛羅と昴だ。

「またお前ら…仕事は?」

何時もの事。

「抜けて来たに決まってるだろ?」

「鳴門に会いたかったし?」

そう、此処までは…

そして…

「愛しい鳴門よ」

「…」

「本当は嬉しいんだろ旦那?うん」

「どうして私まで…」

何故か暁メンバーまでもが木の葉の執務室に…。

「鼬…何で暁の奴らが…」

鳴門も、暁メンバーがやって来るとは予想もしなかった出来事に目が点である。

また、しても…

「鳴!!」

「兄貴っ!」

「佐助っ!」

執務室に登場したのは木の葉の忍。

我愛羅、昴、鼬、蠍、デイダラ、鬼鮫、鹿丸、佐助、牙。
此の9名が…。


佐助は鼬を睨んで睨んで睨んで…。
そんな鼬は無視して鳴門に釘付け。

「今日も綺麗だな鳴門」

鳴門に近寄り、手を熱く握る鼬。

「「何鳴門に触ってるんだ(!)」」

睨みを効かせて揃って発言し、鼬から鳴門を離したのは我愛羅と昴。

「…砂のガキか。其の三つ編みのガキは誰だ…」

「星隠れの長だ」

「ほう………………知らん」

「「白mらんのかいっ?!(汗)」」

牙、佐助、鹿丸の木の葉メンバーの突っ込み炸裂。

「…愚かなる弟ではないか…」

「今気付いたのかよっ」

「しっかし、九尾のガキも美人になったもんだな!うん」

「…」

「帰ってもいいですかねぇ…(汗)」

約3名、不本意に此の執務室にいるらしい。
鬼鮫と蠍と牙だ。

鬼鮫と蠍は鼬とデイダラに無理矢理連れて来られ、今の状況。

牙は佐助を止めようとして、鼬に突っ込み、今の状況。

「鳴門は俺のだ!」

「貴様のではない、愚かな弟よ」

「…俺も欲しい、うん」

「犬のでも車輪兄弟のでも、●タロウのでもない」

牙、佐助、鼬、デイダラの順に言う言葉を一刀両断したのは我愛羅だった。

「犬って何だよ!俺何も言ってねぇしっ!!」

「車輪って何なんだ!」

「写だろ。眼も付けろ」

「つーか酷っ!何?●タロウって何?一番酷いぞ其れ!アニメ自体違うだろ!うんっ!!」

「我愛羅…此奴らなんて変態で十分だよ。●タロウなんて、本物が可哀想だ」

「嗚呼、そうだな」

「テメーらも変態だろが!!」

「●タロウなんて…●タロウなんて…●タロウなんてー!!」

人数が多い所為か、喧嘩が始まると凄く煩くなるものだ。

「はぁ…」

何時もの2人以上の事態に鳴門はもう溜息しか出てこなかった。

何故、こんなにも木の葉の執務室は騒ぎが絶えないのか…。

「狽チ、おい。我愛羅…」

「嗚呼、分かっている」

コソコソと話す二人は口喧嘩をする輪から身を引いた…。

そして、ダダダダダーと物凄い音が響き渡り、執務室のドアが勢いよく開かれた。

「火影さまっ!」

其処へ新たに登場したのは、桜だった。
口喧嘩してる木の葉の忍と暁メンバーを無視し、鳴門へと近付いて

「此処は私にお任せ下さい!」
自信満々に言う桜に、取り敢えず頷いておく。

「佐助くん、牙、暁メンバーの皆さん!」

大声で叫ぶと一斉に顔が桜へと向いた。

「お仕事の邪魔になるので、分かってますよねェ…」

物凄い形相で睨む桜…。
其の桜に

「「煤c(カタカタ)」」

震え始めた皆さん。

「仕事の邪魔です!速やかに此処から立ち去りなさい…」

「待て桜!彼奴らはいいのか?!」

「そうだよ!さっきまで俺らに混ざってたんだぜ?!」

木の葉の忍の諦めの悪い一言。
佐助が言った2人はと言うと…

「我愛羅、ごめん。此れそっちに移動させて」

「分かった」

「昴は其の書類を机の上に置いて」

「了解」

何時の間にやら。
鳴門を手伝っていた。

「風影さまと星影さまは手伝ってくれてるじゃない。良いのよ、アンタたちみたいに煩くないから」

「くっ…」

「何で桜が…!!」

牙、佐助は桜を前に何も反論が出来ないようだ。
敢えなくアウト。

「確か、蠍を追い込んだ娘だな…」

次に出てきたのは団扇兄。

「あーら、誰かと思えば一族壊滅した抜け忍S級犯罪者の団扇 鼬さんじゃないですか」

桜の形相は変わらず、睨み付ける。
其れに加え、背中から滲み出るブラックなブツ…を鼬は目にしてしまった。

「…蠍、助けろ」

そう言って蠍の後ろへと隠れた鼬…。

「否、何もされてねぇし!(汗)」

「つか何で助け求めてんの?!」

牙と佐助が突っ込んだ。

「…」

「旦那…」

「蠍さん」

先程から全部喋らない蠍…。
桜は蠍に近付いて、チャクラを拳へ…

そして、―――
ドゴォーン!!

キツイ一発を蠍に…。

そして、中から出て来た人物は…

「大和先生もいい加減ヤメなさい!」

「…だって、楽しかっ…」

「何ですって…?(怒)」

「ゴメンナサイ…」

其れを目撃した暁メンバーと言うと…

「「…」」

目を点にしていた。

「蠍…え?誰だ此のオッサン」

「旦那が…」

「本物の蠍さんは?」

「私が随分前に息の根を止めました」

「「(舶|ェっ!!)」」

「こんな長話をしてる暇はないんです。
早く出て行きなさい…でないと…」

ブラックなブツを背中から大量に滲み出させ、ポキポキと指の骨を鳴らしながら、にっこりと笑った桜。

「全員、あの世に連れて行きましょうか?」

「「狽チ?!(汗)」」













「桜が参謀でよかったよ」

「火影さまからそう言って頂けると嬉しいですv」

別の意味での最強は此処にいた…――――。














今日も平和な木の葉であった。













木の葉の街を見下ろせる場所に立つ、4つの影。

「くっ…あの女…」

「旦那が死んでたなんてな…うん」

「だから何故私まで…」

「う〜ん、何か分かないんですけど…何すればいいですか?先輩」

今日も、突破を望む者たちは顔岩の後ろに桜の勝ち誇った笑みを錯覚した。とか。

「「(次こそはっ!)」」

「あ、此の前の砂と星の…」














今日も木の葉は平和だ。

「またお前ら…」

「またとは何だ。昨日はちゃんと仕事した」

「俺も〜」

「今日もしろよ!」










「懲りないわね、此の2人も…」



End...

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