意中の人3 初エチ(キリリク)

 
やっと、自分だけの人となった。
此の、渦巻 鳴門。
見てるだけで癒されて、笑みが零れてしまう。

「はぁ…可愛い…」

面が付いてたって、顔が見えなくったって、可愛いもんは可愛いんだ。

「何余所見してんだテメー!!」

「…俺の邪魔をするなカスが。
折角、俺の蒼翠様を見てたってのに…。死んでろ馬鹿…」

そう言って其奴を這い上がれねーように心臓を一突き。

「ぐぁ…っ…」

刀を抜くと其奴は苦しそうに倒れてった。

直ぐに俺は蒼翠様へと視線を戻した。
何て可愛いんだろう…。

はぁ…抱き締めたいっ!!

「ナメてんのかテメーっ!」

邪魔して来る奴をクナイ投げて沈めながら、俺は緩みまくってる頬を引き締める事は出来なかった…。
だって…スッゲェ可愛いんだぜ?
無理だって話だよ。






ずっと見てると終わったみたい。
俺は数少なかったし…、とか思いながらも溜息を付いた。

「…今までずっと我慢してたんだけど、今日、大丈夫か俺?」

何時もそう。

任務が終わると必ず俺は鳴門の家に行っては一緒に寝るようになった。

隣で可愛い寝顔を見せる鳴門に、俺は限界に近付いて来てる…。

何の限界だって?
其れは一つしかねーだろ。

『理性』だよ。

今日は何処まで保つか…。

俺だって年頃の男の子なんだぜ?
決して不健康じゃねーし、物凄く健康な体を持ってるし素直で正直なんだ!←

取り敢えず頑張れ俺!
保てよ俺の体!















「任務、ご苦労だったな」

三代目に報告書を渡した俺達は何時ものように鳴門の家に直行した。

ヤバいって本当…。
我慢に我慢重ねたら、いい事ねーぞ鳴門。

いや、俺の事か…。

はぁ…大丈夫かな。

















鳴門の家に着くと、疲れたように即寝室に向かう。

「あ〜疲れた…」

そう言いながら、服を脱ぎ始めた鳴門…。

頼むから目の前で着替えてくれんな!!
目のやり場のない俺は、着替え始めた鳴門をすんなり横切った。
見たい!(変態)けど、見たら後が怖いっつーか何っつーか…。
そう思いながら俺はベッドに腰を下ろした。

んー、やっぱり見たい!!

チラ、と見ると、鳴門の白い肌と全体的に細い上半身(裸)がっ!!
ガァアアァーーっ!!
マジでヤベェっー!!


「…鹿丸?」

おいおい…上半身裸の侭俺に近寄るなって!!
焦った俺は視線を逸らした。

「早く着ろよ…風邪引くぜ?」

鳴門だから余計、俺には十分過ぎる刺激なんだよ…。
真っ暗な部屋の中だけど、月の明かりに照らされた鳴門の躰は何つーか、ヤらしくて…色っぽくて…。

こんな所で元気になってんじゃねーよ馬鹿息子…。
どうすんだよ此の後…。

「最近、何か鹿丸俺の事避けてねー…?」

「…そんな事ねーよ」

こっちは可愛過ぎる鳴門を前にして、嫌われねーように我慢に我慢を重ねてるって話で、避けてなんか此れっぽっちもしちゃいねー。

つーか逆に構いてーし、襲いてーっての!!(問題発言)

「はい嘘!ずっと俺の事見てくんねーだろ?」

す…鋭い。流石…総隊長…。
よく見てる…。

って関心してる場合じゃねーだろ!

「…」

「俺の事、見て…?触ってよ…鹿丸…」

上半身裸の鳴門が目の前に来て、俺の頬を両手を添えて上を向かせた。

「っ…鳴門」

ヤバいって…つか、もう危ないかも俺…。
段々、理性が崩れて行くのが分かる…。

「ねぇ…鹿丸…」

そう言って鳴門は俺に抱き着いて来た…。

「俺、鹿丸に嫌われるような事した…?」

悲し気な声で言われた其の言葉に、俺は目を見開いた。

「狽チ………」

今、分かったよ…。

「御免、鳴門…」

俺の行動が鳴門を不安にさせてたんだな…って思って俺は鳴門を抱き締めた。

「……御免…」

そしたら…

「ゃっ…冷た…!!」

少し体温の高い鳴門の背中に俺の冷たい手が触れると鳴門はビクッと躰を跳ね上がらせた。

しかも、ほんのりと染まった顔が何とも言えねーくらい可愛い…。

「何もしてないのにそんな声出されると…」

俺本当に我慢出来なくなるんですが…。

「だ…だって、冷たくてっ」

そう言う鳴門の顔は赤くなってて、スッゲェ可愛くてさv
俺の理性はスッゲェ音がして崩れ去った…。

「もう無理♪」

自分の膝に座らせると、俺は鳴門にキスをした。

「ん…っ」

細い腰から片手をすぅー、と上に滑らせて頭の後ろに持って行った。

「や…ちょっ…ん!?」

鳴門の口が開いた事に、しめしめとか思いながら透かさず舌を差し込んだ。

「ぁ…んぅ…ふぁ…」

甘ったるい声を漏らす鳴門に俺は火が付いた。
抱き締めた鳴門をベッドに寝かせ、其の侭鳴門に覆い被さる俺。
キシキシとベッドの軋む音を聞きながら、俺は存分に鳴門とのキスを楽しんだ。

柔らかい唇…
小さく真っ赤な舌…
潤んだ蒼い瞳…
ほんのり染まった頬…

色っぽくて、全部が俺を煽ってて、手加減が出来そうにない…。

十分にキスを楽しんでから唇を離すと、鳴門は大急ぎに体内に酸素を取り込んでいた。

「はぁ…はぁっ…」

其の侭、首筋に顔を埋めると、髪の毛がこそばゆいのか、首を竦める鳴門。

「ん…ぁ…」

俺はお構いなしに其の侭舌を這わすと、竦めていた首筋が丸見えになり、また透かさず其の白い肌に吸い付いた。

「あっ…んン…!」

唇を離すと、其処には綺麗に真っ赤な痕が残っていた。

「何か、ヤらしいかも…」

そう呟くものの、俺は鳴門の肌に幾つもの真っ赤な痕を残していった。

「…あっ…」

鳴門は俺のモノ、と証拠を残すように…。

「後で俺にも付けて」

「…え…?」

「鳴門と同じ此処に」

そう言って俺は首筋に指を指した。
すると、耳まで真っ赤に染める鳴門がいて…さ…。


あの〜…メチャクチャ可愛いんですが…?


「付けてくれる…?」

「…わ、分かったから…」

恥ずかしそうにゴニョゴニョと口籠る鳴門が本当に可愛くて!

「あぁっもう!何でそんなに可愛い訳!?」

感情に押し流され、俺は堪らずに鳴門を抱き締めた。

「狽チ鹿丸!?」

どうしよう!!
マジで幸せなんだけど…。

「…続き、しようか?」

そう言って俺は鳴門の胸の突起に触れてみた。

「狽ミゃっ…」

…触れただけで、此の反応?

「感じ易いんだ…?」

「ゎ…分かんな…ぁ…」

触り続けてると、其れは硬くなってくのが分かった。

今度は舌で直接触れてみる。

「んぁっ…ヤ…鹿丸っ!」

やっぱり感じ易いみてー。
ビクビクと反応を見せてくれる鳴門に俺は嬉しくて仕方なかった。

「どうした?鳴門…」

口に含んで舌で押したり
カリッ、と甘噛みしたり

出血大サービスしちゃうよ?

「あんっ…噛んじゃ…らめぇ…//」
















………………………え。




















らめぇ…………………?


















可愛過ぎだー!!





















こんな舌足らずな鳴門を拝めるとは…。
もう、死んでもいい…!!(泣)
有り難う神様っ!!

反応してくれるだけで嬉しいのに、オーバー過ぎる反応に俺の鼻はもうピノ◎オの鼻みたく伸び撒くってるに違いないな。

此処でこんなに反応するなら、と1人思いながら空いてるもう片方の手を下へと伸ばした。

辿り着いた其処は、スラックスを押し上げるようにもう元気になっていた。

「狽ミやぁっ…は、ぁん…//」

「そんなによかった?」

くすくす笑って、ちょっとだけ意地悪くそう言ってみる。

「…〜〜〜〜っ」

耳まで真っ赤にした鳴門をさ、可愛いと思うのが普通だろ?
実際、メチャクチャ可愛いし!!

「今楽にしてやっから」

そう言って俺は体を起き上がらせると、鳴門のスラックスに手を掛けた。
釦を外し、チャックを下ろす。
そして、スラックスと下着を纏めて脱がすと、鳴門のあまり発達してない可愛いのが顔を出した。

「煤cゃ…見な…でっ…」

「嫌。見なきゃ出来ないっつーの」

咄嗟的に鳴門が手で其れを隠すが、鳴門の手を強制?強引に離してやり、俺は其れを掌で包み込むと先走りを指に絡ませながら上下に扱いてやる。

「あ…ぁん…ふぁ…っん…」

先端から溢れ出る透明な蜜。
蜂になったのかって思うくらい、其の蜜に引き寄せられるように俺は其の蜜を舐め取るように舌を這わすと、鳴門の体が撓(しな)った。

「狽竄っ…鹿丸、汚いから…やめっ!」

「汚くねーから」

そう言って、手も加えて刺激を与えてやった。

上下に扱きながら、口に含み吸い上げたり、先端の窪みに舌を押し当てたり。

「…ん…あっ…」

鳴門の両足を広げて、少し下の蕾にグニ、と親指で押してみた。

「ンっ…」

先走りが其処まで垂れ流れていて、滑りがあった。

此れなら、入るか…なんて考えながら俺は指を一本、其の中にゆっくりと入れてみる。

「あ…ぁ…ん…っあ…」

指はすんなりと入っていって痛くはなかったと思うけど、中がスッゲェ熱かった…。

中を探るように指をグリグリ動かすと、あるポイントの所を掠めると鳴門の体がビクン、と大きく揺れて…

「あああっ…!」

甲高い声を出した鳴門は俺の口の中に勢い良く射精した。

此処が鳴門の…とか思いながら俺は口の中に出て来た其れを躊躇う事もなく、鳴門の其れから口を離すと飲み込んだ。

「…甘い…」

「狽ネ…!?」

そんな発言に鳴門は目を見開いてたけど、本当に甘いんだって。

「もうちょっと我慢な?後から俺のも下の口で飲ましてやっから」

「狽チ…ハズイ事を言うなっ!」

「余裕だな?まだ指入ってんのに…v」

そう言って俺はさっき掠めた所をクイ、と指の第二関節を曲げてやる。
さっき掠めたポイントは多分、其処は鳴門のいい所。

「狽ォゃあっ…や…あ、鹿丸っ!?」

其処を刺激してやると、また大きく反応を見せた。

「やっぱり此処なんだ?」

さっき射精したばっかりなのに、鳴門の其れはまた段々と熱を帯びて勃ち上がって来る。

「あ…また…っ…其処、ヤ…だぁ…」

口でそんな事言ったって、ねぇ…とか頭の中で考えながら指を動かす事は忘れてなかった。

無意識なのか、鳴門は俺の指をギュウギュウと締め付けていて…
其の中にはもう三本の指が納まっていた。

「いい感じ…」

そう言って俺は指を引き抜いた。

「あ…んっ!」

「指抜いて…名残惜しい?」

「狽ネっ…〜〜っ!?」

指を抜いた中はトロトロに溶けてて、収縮を繰り返していた。

「意地っ張り♪」

そう言って俺は鳴門の蕾を撫で上げた。

「んっ…」

「…可愛いv」

さっきからもう、我慢を越えて居た。
俺のはもうパンパンに膨れ上がって、スラックスを押し上げてるし…。

「もう、入れていい?」

そう鳴門に聞いてみる。
取り敢えず、了承は取っておかねーとな…。

「…っ」

真っ赤な顔して、鳴門は恥ずかしそうにゆっくりと頷いた。

口の端を緩め、俺はシャツを脱ぎポイ、と傍らに投げやり自分のスラックスに手を掛けた。
釦を外し、チャックを下ろすと同じように傍らに其れを投げやった。

「痛かったら言えよ?」

鳴門に覆い被さる俺。
そして、俺のを鳴門の蕾に宛がい、ゆっくりと埋め込んで行く…。

「あ…ぁん…ん…っ…」

やっぱり初めてってヤツだろうか、十分に慣らした其処は少しキツめだった。にしても中は熱かった。
此の熱と締め付けられる事で、俺もうイキそうなんですが…?って感じ。

こんな所でイク訳にもいかねーから其れはグッと堪えた。

「…痛、い…?」

そう尋ねると左右に首を振る鳴門。

「…動くぜ…?」

そして、俺は津動を始めた。
ゆっくりゆっくりと。

「んあ…んンッ」

俺の先走りが少しは役に立ってるみたいで、順調って程じゃないが滑りはよかった。

あ〜…マジでイキそうなんだけど…。

「あ、あ…ふ…ぅっ…」

思った以上にキツいし、鳴門は締め付けて来るし…。

俺はガムシャラに腰を振った。
気持ちよ過ぎて…ただ、ガムシャラに…。

俺だけイキそうなのがちょっと嫌で、俺は鳴門のいい所に狙いを定めて其処ばっかに刺激を与える。

「狽ミゃあっ…!…し、か…ま…んぁっ…だ、だめ…!」

「…イク…?」

俺が聞いてみると、必死で頷いてる鳴門がいて、

「じゃあ…一緒に」

そう言って速度を上げた…。

ギュウギュウとよく締まる鳴門の中を行ったり来たり、其れを2、3三回繰り返してから俺のをギリギリまで引き抜き、一気に最奥を突いた。

「ひィああああっ…!」

「くっ…!」

突いた事に、鳴門は腹に其れをぶちまけて俺のを締め付け果て、俺は其の締め付けにより鳴門の中にぶちまけて果てた。

「はぁ…あ…ん…」

「ぅ…はぁ…」

達した事による疲労感。
俺達は繋がった侭、乱れた呼吸を整えるのに必死だった。

味わった事のない疲労感に、疲れ気味な俺…。

「御免な…鳴門…」

「………」

返事が帰って来ない…。

もしかして、怒ったのか?と顔を覗いてみると、

「……すぅ…」

「…寝てっし」

寝息を立ててる鳴門に笑いが零れてしまい、鳴門の寝顔を微笑ましく見つめた。

「…何をしても可愛い方だよ貴方って人は」

そっと額にキスを送った。

さて、どうしたものか…。

「抜きたいけど…」

抜こうにも、抜けない感じだ。
此の状態で動いたらどうなるものやら…。

「取り敢えず…此れだけは抜いとくか」

そう言ってズルズルとゆっくり俺のを抜くと…

「…あ…ん…」

こんな可愛い声を出されたら非常に困る!

ほら、其の声にちょっと反応してる馬鹿息子がいるし…。

ぐっすり寝てる鳴門をまた…
いやいやいやいや…絶対殺られるに違いない。

「我慢だ俺!」

馬鹿息子を気にしてたらきりがない。







何とか自分の出したモノを取り出す事に成功!

そんな中、鳴門の口からは可愛い喘ぎは止む事はなかった…。

元気になり過ぎた馬鹿息子に溜息を付いた俺は、どうにでもなれ!と半ば諦め気味に鳴門の隣りへ横になった。








次の日の朝…。

「ん…さむ…」

少し肌寒さを感じた鳴門は目を覚ました。

ゆっくりと開けられた瞳に映って来たモノ…。

「…鹿丸?」

其れも毛布にくるまっているが、何故か上半身裸で…。

「…暑かったのかな…煤I?」

漸く自分の肌寒さの意味が分かった鳴門。
自分も上半身…いや、真っ裸と言う事。

「何で俺はだ…煤I?」

昨夜の行為を段々と蘇らせる横な…

自分の体に刻まれている真っ赤な痕に鳴門は耳まで真っ赤にさせた。

「恥ずっ…」

恥ずかしさを紛らす為、鳴門は毛布で顔を隠したのだった…。







初エチ、End...
 

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