「夢なんて、見るだけ無駄。」


世界に絶望し、夢を捨てた少年。

そんな少年が眠りについて、目を覚ました時に見たのは…。


「夢を失ったあらたな住人さん、ワールドロストドリーム、夢を失った世界へいらっしゃい。」

夢を失ってしまった成人していない子供達だけが集まる世界だった。




「ごめんね、この世界のことは俺もよく知らないんだ。…だから知らないって。しつこいね、君。」

「失った夢を思い出さないと、この世界からは出れないみたいよ。あたし達はこの世界に来た瞬間から、どんな夢を失ったかすら忘れてる。」

「この世界は楽しいぜ?何でも自分の思い通りだしガミガミ言う親もいねーし。ま、楽しく行こーぜ。」

「うー?僕が可愛い?そんなの知ってるに決まってるじゃーん。あっちでは、毎日言われてたしねー?」

「あたしに逆らうなー!新人は年上だろうが新人でしょ!言うこと聞いてー!」

「帰りたい…帰りたいよ…。早く帰らなきゃ、お姉ちゃんが…お姉ちゃんが!!!!」


この世界に住む住人は、新たに迷い混んだ少年を含め7人。


「帰れないよ。あなた達は、夢を失ったんでしょ?だからこの世界に迷い込んだ。…違う?」


たまにあらわれ、何かを知っているような言動をする背中に漆黒の翼をはやした不思議な少女。


「こ…はる…?」

「…なにか言った?」

「あ、何でもねーよ、可愛い女の子につい魅了されただけ。」

「うん、あんた全員にそれ言ってるよな。死んだ方がいいと思う。」

「ひっで!」


優しい腹黒、姐御肌、女好きヤンキー犬、強気わがまま少女、小悪魔少年、気弱ヒステリック少女、毒舌ツンデレ。

そして住人とは言い難い不思議な少女。


個性豊かな住人達で青春し、恋愛し、笑いもいれちゃって友情なんかもはぐくんで。
失った夢をみんなで探すと言う、つまりは「夢」をコンセプトにして爆走しちゃうそんな物語。

「俺は確かに夢見てた…。」

「また…私は1人ぼっちになっちゃうの?お願い、もうっ…1人は嫌!」


さまざまな想いが交差して待つものは?



ハッピーエンド?
バットエンド?





創作ファンタジーボイスドラマ
World lost dream
〜夢を失った世界〜




君達に出会うまで、
あの世界に行くまで、

夢なんてくだらなくて
馬鹿げてる存在だって

探そうなんて…
思わなかったんだ。
 

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