団らんご飯 朝御飯は皆揃って食べる。 「今日はニイナのご飯よね?」 クレアが嬉しそうに聞いたので、そうよ、と微笑んで言う。 ニイナの料理は皆に好評だった。 美味しそうに食べる子供達を見ると幸せな気持ちが込み上げてくる。 「あ、ほら、ジェイク溢してる」 まだ幼い彼にとっては仕方ない事で、それも微笑ましかった。 口元を優しく拭いてあげる。 「やめろよ……じぶんでする!」 照れるジェイクはブンブンと手を振って抵抗した。 「そうね、ジェイクもう大きいもんね」 ふふっ、と笑いながら頭を撫でてあげると、さらに赤くなったジェイクは大人しくなり、また朝食に集中した。 「わっ!ちょ、ちょっと!クリス!」 驚いたジルの声の方を見ると今度はクリスが溢していた。 「旨いからつい!」 「あはは、クリスまでー」 苦笑しながらも、今度はクリスの元へ向かおうとした。 「クリス、貴様何歳だと思ってるんだ?」 そんなウェスカーの声に静かな食事は再開されたのだった。 --- この連載する目的の一つが幼児ジェイクだったりします。 140116 |