88 ええええ
……え。
「
ええええええええええええええええ!?!?!?!?」
「「「「「
ええええええええええええ!?!?!?!?」」」」」
「
うるせえぞ馬鹿どもが!!」
「「「「「「さーせんっした」」」」」」」
え、私 宍戸の彼女だったの!?
「何であなたまでビックリしてんですか!」
いきなり叫んだ私にびっくりしたらしい日吉が八つ当たりしてきた。
「私が聞きたいわ! え、なに、私 宍戸の彼女なの?」
「あ……いや、正確には、俺じゃなくて……」
もごもごとし始める宍戸。
正確には俺じゃない……?
……あ、もしかして……
"前の世界で"ってこと……?
「"元カノ"じゃない?」
「別れたんですか!?」
ガッとチョタが私の肩を掴む。
「別れた……っていうか、"生き別れた"っていうか……」
「生き別れたんですか!?」
「いや生き別れたって、いう、か、ちょ、落ち着、け、」
「はっきりして下さい!」
ガクガクと私を前後に揺らすチョタ。
ああ……走馬灯が……
「記憶喪失なんだよ」
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