51 ぜんざいPと昼飯なう
「にしても私今ぜんざいPと優雅にランチしてるんだね」
「俺からしたらまだ夢の中にいるみたいっすわ」
氷帝の敷地内の木の下でぜんざいPこと光と昼飯なう。
木陰は涼しいね。
風に吹かれて木の葉が揺れる音も何か風情があるよ。
あー優雅優雅……
「あ」
「え?」
光が横を向いて嫌そうな顔をした。
私もつられて見ると……
「あ、おったで!」
「財前おらあああああああああ!!!!!!! 誘ったのは俺じゃああああああああああああ!!!!!」
「ワイらもまぜてーな!!」
「小春は渡さへんで!!」
「やぁん可愛いやないのぉ」
何と。
四天のメンバーが勢揃い。
あらまあ。
さて。
「君と過ごした数十分はかけがえのない宝物だ
あばよ」
「待て待て
待て。誘ったの俺やん!! 俺に会わず帰る気か!?」
「お前なら大阪から神奈川までマッハで来れるさ良かったね音速越えられるねじゃああばよ
んぐっ」
「はーい確保ー」
誰かにぶつかったと思ったら白石くんでした。
あばよ日常……
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