52 誘ったの俺!
「誘ったの俺やん!!」
「
さっきから何回言えば気が済むの」
右にスピードスター。
左にぜんざいP。
両手に花とはまさにこのことだね!!
白石くんに確保された後、皆で輪になって昼飯を食うことになりました。
うわーい
楽しい楽しいピクニックだあー
「貴女が暁やったんか!! 握手して貰えへんか!」
「えー……」
道案内してくれたことには感謝してるけども……
そんな包帯巻いた手を出されても……
白石くん何するかわかんないから怖ーい
「なぁなぁ暁! 握手してぇな!」
「金ちゃんならいくらでもいいぞっ!」
「……」
金ちゃんとガッチリ握手する私。
白石くんがいじけ始めたけどそんなの知らん。
……ってか、え? 金ちゃん?
「私のこと知ってるの?」
「おん! 歌い手の暁やろ?」
「え、まさか、金ちゃん……」
「金太郎はウチのテニス部の中きってのニマ厨っすわ」
金ちゃんが……
ニマ厨……
しかもテニス部で一番……
ぜんざいPとスピードスターとエクスタシーを追い越し……
一番……
「
ええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!?!?!?!?」
prev /
next