37 127分
この九州弁は…
『千歳先輩』
「久しぶりやね」
えーと、千歳先輩は瞬間移動と予知のアリスだったよね。
にしても背が大きいな…
「ちょ、千歳! 俺、120分も待たなあかんの!?」
「127分たい」
「いややあぁあぁぁあ!!!! こうなったら中等部全部探したるわ!! ほなな!!」
うおおーとか叫びながら走っていく一氏先輩。
まったく…本当、
黙っていればいいのに。
「千歳、どないしたん? ここ滅多に来ぉへんのに」
「あぁ、実は放浪の途中土運んでる銀さん見つけて、ここに持っていく言ってたから瞬間移動で連れてきたばい」
千歳先輩の後ろから銀先輩が顔を出した。
おお、銀先輩マッチョ!
ビニールに入った重そうな土やら肥料やらを片手で楽々と持ってるよ。
「おおきに、銀!」
「どこに置くんや?」
「んーとなぁ…」
そうして白石先輩たちが土を運んでいる時。
「あんらぁv 皆勢揃いやないのぉv」
「ほんまや。紗那ちゃんもおる!」
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