ひだまり日記 | ナノ


  7 再会


「ちょっと藍原さん! 棗くんの隣の席だからって、調子乗んないでくれる!?」
「乗ってないっつーの」


くるくると横髪がカールしている強気な女の子に、心読みのアリスの子(名前聞いてないや)が表情を変えずにツッコんだ。


「紗那はいいんだよ」
『ん? どゆこと?』
「……鈍感」


? どういう意味?

頭の上に?を浮かべていると、「天然…」と言われた。
失礼な奴め。


「ねぇ…」
『はい? …ん?』


緑がかった黒髪の少年が声をかけてきた。

でも…何か…懐かしい…


【ねぇ紗那、テニスしようよ】
【今日は負けないから】


『あ…』
「…久しぶり、紗那」

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