6 二人の少年
「コシマエー!!みんな新入生の所行っとるで!!」
「…だから?」
紗那の席から少し離れ、静かな空間が広がる席。
そこに少年二人はいた。
「ワイらも行こーやー!!」
「…いいよ」
片方の少年がガタリ、と席を立った。
「へっ?いつものコシマエなら断るんに…新入生が気になるん?」
すたすたと紗那の所へ向かう少年を、もう一人の少年は慌てて追いかけた。
「まだまだだね…」
prev
/
next
[
back to top
]
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -