9 会議
「みんな、聞いてくれ」
お、手塚先輩だ。
会議終わったのか早いな
「ここで起きていることはだいたいわかっとるな?」
「学園を救うことができるのは俺様達しかいないと思え」
「そこで、チームごとに手分けして学園を静める。もちろん、原因を見つけるのも同時進行でね」
各チームのキャプテン達が話す。
「青春チームは不二が中心となり、初等部へ」
不二先輩が中心?
『手塚先輩は?』
「不二には占いのアリスがある。それで皆を安全な方向へ導く。頼んだぞ、不二」
「フフ…任せて」
なるほど。
占いのアリスで占いながら行くんだ。
「立海は俺が中心になって、中等部へ向かう」
「了解っス!」
立海は幸村先輩か。
まぁ千里眼の柳先輩とかいるし、大丈夫だろう。
「氷帝・四天は俺様と白石が中心となって、高等部へ向かう」
「この日のために食べれば受けるダメージが軽減する実を育ててたんや。高等部生は能力が高いから心して行くで」
受けるダメージを軽減する実…本当かな。
「そして特力は人数が多いから、殿先輩を中心に、病院・セントラルタウンの人々に避難要請と、学園本部へ応援要請に行ってくれ」
「了解」
殿先輩がいつになく真剣な顔だから大丈夫かな。
「あくまでも被害を最小限に抑えるために静めるだけだ。怪我人はなるべく出すな」
「何者かに操られているみたいだから、自分達も操られないように、細心の注意を払うように」
「犯人について何かわかったら、俺に連絡をしてくれ」
最後に手塚先輩が 何か質問は、と聞き 何も無かった。
「では、皆無事にまたここに集まることができるように祈る」
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