お酒









可恋「翔ちゃーんっ」

翔 「わぁっ!」

可恋「お・は・よー♪目覚めの頭撫で撫で攻撃ー!」

翔 「わわ、可恋ちゃんくすぐったいよぉ…」

可恋「…?」

   可恋「ちゃん」?

   おかしいな…いつもは呼び捨てなんだけど…。

   てか、頭撫でると怒ってくるのに…。

翔 「ねぇ、可恋ちゃん…。僕何だか頭痛い………」

   …何だこの可愛いキャラは。

可恋「翔ちゃん、大丈夫?精神科行く?」

翔 「えぇっ、僕、どっか悪いの…??」

可恋「あ、ごめんね。何でもないから、涙流さないで」

   これは重傷だな。
 
   何があったのやら……ん?

可恋「『ショウが飲酒した。後はよろしく。 藍』」

   机の上に置かれた手紙には、こう書かれてあった。

   見事に短文です、藍ちゃん。

   お酒飲んだのか……それでこんな可愛くなったのか……。

   ………………。

翔 「わ…っ、どうしたの可恋ちゃん?」

可恋「んーん、ただ撫でたかったの」

翔 「そうなの?えへ、だったらもっと撫でて欲しいな…」

可恋「うん、いいよ。いっぱい撫でてあげる」

   優しく撫でる。

   翔ちゃんは嬉しいようでにこにこ微笑んでいた。



   こんな翔ちゃんも、たまには悪くないと思う。







おまけ



翔 「…………………(酔いが覚め、自分のやったことに絶望している)」

可恋「…翔ちゃん、元気だせ」

翔 「………出せねぇよ」








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