風花


はらはらと、粉雪の如く。
ひらひらと、うつろう姿。

儚く危なげな彼女は、どんな時でも強がっている。

今にも壊れそうなほど、脆いのに。


それもまた、強さ。
強くあろうという志を、否定してはならない。


突風が吹けば消えてしまいそうなミリアリアを、ディアッカは後ろから、そっと支える。
誰にも見抜かれないように。
それは、本人でさえも気付かぬまま――



from〜風花〜
結びに一言
11/2UP
久々にみじか〜いチョ短編(笑) 支えたいと思う心とささやかな愛情……てな感じで。

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